タイ人は面子を重んじる
昨日に続いてパワハラ関連の内容となりますが、
と言う本を読んでいて、
これではパワハラはなくならないよな~
と実感したのを思い出したので、
そのことに触れたいと思います。
この本の中で、”知っておきたいタイ人ワーカー気質③
知っておこう!タイ人の褒め方、𠮟り方”という項目があり、
そこにはこのような事が書いてあります。
”叱る際は相手の面子を守ることが非常に重要です。タイ人にとっては、自分が恥をかかないようにすることが重要であり、面と向かって強い言葉で指摘すると関係が悪化する恐れがあります。ですから、「今後はこうすると、さらによくなると思います」といったアドバイスを交えた表現が適しています。また、公開の場で指摘せず、個別に静かに話すことも配慮の1つです。(決定版 タイのことがマンガで3時間でわかる本 p.154)"
ここに書かれていることとほぼ同じ事を言っていた方がいて、
海外での仕事は大変だったと自慢をされていたのですが、
この方は私から見ると致命的な間違いをしていると思ったのです。
「日本人と違ってタイ人は...」という感覚
と言うのもこの方の感覚というのは、
「日本人と違ってタイ人は面子を重んじるので...」
というものなのです。
「タイ人を日本人の部下と同じように怒鳴ったりしたら、
大変なことになるからね~」
みたいなことを平気で言っており、
日本人の部下には怒鳴ってもよい、
いや、怒鳴るなどして厳しくしなければならない!
みたいな発想を得意気に話していました。
いやいや、日本人だって面子を守ることは重要で、
大勢の前での叱責など論外です。
こういうことを得意気に語っている段階で、
日本でのパワハラがなくなることはないだろうな~と思ったわけです。
”似非国際派”上司に気をつけろ!
私のサラリーマン時代の経験だと、
外国人には異様に気を遣う一方で、
日本人に対してはパワハラ的な対応をするという方は、
そこそこいいますね。
いや、むしろ、国際派をウリにするような人の方が、
この手の人は多いかも?と思いますので、
こういった方が上司になったら注意が必要な気が致します。

にほんブログ村
0 件のコメント:
コメントを投稿