2023年10月9日月曜日

「株式相場軟調で労働復帰」について ② いざとなったら働けるスキルは必要か?

準富裕者層ではFIREは危うい?


私の理想とするFIRE生活というのは、
株式相場軟調継続だったり、
インフレだったりが生じたところで、
労働へ復帰する必要がないことではあります。

しかしながら、昨今の円安・インフレ、
それに対して政治が有効な政策を一切打ち出せない状況をみると、
最悪な事態を想定する必要はあるかもしれない...
と思わないでもないです。

いわゆる「シン富裕層」と呼ばれるような10億円以上の資産があって、
海外にも拠点があるような方は何とでもなるかもしれませんが、
アッパーマス層 (3千万円 ~ 5千万円) ~ 準富裕者層 (5千万円 ~ 1億円) 
レベルの”普通のFIRE”の場合であれば、
「既に逃げ切った」というのは言い過ぎかもしれません。

「FIRE後に働く」ことを想定するならば...


昨今の株式相場軟調でFIRE生活から一時撤退する人のコメントを見ると、
最近は人手不足が深刻ということもあり、
職が見つからないということはなさそうです。

ただし、これは今がたまたま人出不足であるからであって、
将来的に自分の資産が危うくなった時、
このような状況であるとは限りません。

そこで考えておいた方が良いかもしれないのが、
不況時にも就職できるようなスキルを身に着けておくことです。

実際問題として、「人手不足で職がある」と言っても、
その職種は積極的にやりたい仕事とは乖離があることが多いかと思います。

なので、労働に復帰するにしても、
「働いても良い職種」であるならば、
ダメージも少ないというわけです。

ブランクがあっても働けるスキルなんてあるのか?


しかしそうは言っても、5年とか10年とか全く働いていなくて、
いきなり職場復帰ができるスキルってなんだ?となると、
パッと思い浮かぶものはないですね。

私もいくつかの国家資格を保有していますが、
もっているだけで就職できそうなものは正直ないです。

考えられる対策としては、
サイドFIRE的に仕事を無理ない範囲で継続して、
実際に資産が毀損するような状況になった場合、
労働日数・時間を増やしていくというのなら、
ある程度現実味を帯びるかもしれません。

ただ、そうなると純粋なFIREからは遠ざかりますね...

結局「覚悟」の問題かもしれない


仮にFIRE生活から一時的に撤退する必要が生じた場合でも、
かつての自分が身に着けたスキルが活かせるような職場に復帰できれば、
それは理想的な展開かもしれませんが、
年齢だけで足切りされてしまうような日本社会では現実的ではありません。

となると、やはり資産運用のスキルをより身に着けて、
資産を増やすよりも守る方に重点を置くスタイルにするのが、
今現在取れる最善の策のような気がしています。

そして、いざとなったら働くことも視野に入れて、
どういった仕事なら自分でも働くことが可能なのか?
この辺も一応調べておいた方が良いのかもしれませんね...

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