2022年8月25日木曜日

FIREを名乗る最低資産金額について考えてみる ③ 最低賃金を基準とすると?

FIRE後も最低賃金並の暮らしを!


前項では、独身でFIREをして生活保護並の暮らしをする為には、
3,000万円程度の資産は必要ではないか?
という事を書きました。

それでは、それよりはややグレードアップして、
最低賃金でフルタイム働く程度の暮らしはしたい!
となった場合はどうするかについて考えたいと思います。

この点について考えるにあたり、
下記の記事がわかりやすかったので、
数値については下記から引用させて頂きます。


最低賃金だと手取り年収は178万円


記事によりますと、2022年度の最低賃金は31円引き上げられ、
全国加重平均で時給は961円とする目安額を決定したとのことです。

それでは、年収はいくらになるか?ですが、

∴ 961円 × 8時間 × 23日 × 12ヶ月 = 2,121,888円

となるのですが、ここから税金や社会保険料が差し引かれるので、
手取り給与は月額148,015円(額面では176,824円)となって、
手取り年収は1,776,180円となります。

この手取り年収を25倍すると44,404,500円となりますので、
最低賃金並のFIRE生活をするには44百万円が必要ということになります。

最低賃金でも生活は苦しいと言われるが...


世間一般では、最低賃金レベルでは生活が苦しく、
貯金はできない水準と言われますが、
月額15万円弱も使えるのであれば、
節約系のFIRE生活なら十分すぎるレベルという印象です。

急な出費となっても、FIRE資産がこのくらいあれば対応可能ですし、
少しは働くというオプションが残っています。

ただし、純粋に「人並の暮らし」ということを考えた場合、
せめて平均年収程度は...と考えるのも不思議なことではありませんので、
次項ではこの点について検証したいと思います。
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