2021年12月24日金曜日

FIREは達成過程も大事では? ~ もう十分働きましたよ!という反論にどう答える? ~

FIRE達成は頑張ったご褒美


FIREが一般化への道を歩む過程においてからなのか、
極端なFIRE礼賛と批判も増えているかと思います。

その中で常々思う事ですが、
例えば、50歳無職でFIREという”点”だけ捉えて批判するのは、
私的にはかなり間違いではないかと思うのです。

FIRE達成は頑張ったご褒美的に考えれば、
むしろ祝福されても良いくらいでは?

VS 毎日定時帰りのサラリーマン


例えば、20歳から50歳まで馬車馬のように働きセミリタイアを達成した人と、
20歳から65歳までチンタラ働いて定年まで働いた人の労働時間比較です。
計算を簡易にする為、労働日数は年間240日は同じとしましょう。

前者は平均的には朝8時から夜10時まで休憩1時間で働いたとすると、
1日13時間働くことになります。
なので人生の総労働時間は、

13時間 × 240日 × 30年間 = 93,600時間

となります。

後者は朝9時から午後5時までの定時帰りで同じく休憩1時間として、

7時間 × 240日 × 45年間 = 75,600時間

となります。

この例でいけば、50歳でセミリタイアの人の方が、
労働時間の面では定時帰りで定年まで働く人より、
生涯労働時間においても凌駕していることになります。

これで働かないのはけしからんと言われても、
ちょっと納得がいかないと思っている人も多いのでは?

労働密度を考えたらもっと差が...


上記の例では労働密度や会社への貢献度については考慮していません。
これらも考慮するならば、若くしてそれなりに財を築くのは、
一般的には仕事内容でもそれなりの貢献度があるはずなので、
なおさら、世間一般から文句を言われる筋合いはない気はしますね。

もちろん、この理屈はすべてのFIRE民に当てはまるわけではないですが、
たった今の状態だけで批判をするのはちょっと違うぞ!
という証明にはなるかと思います。

「50歳でFIRE達成とかいって働かないのはけしからん!」

と言われての反論が、

「いやいや、私は少なくとも日本人が生涯平均で働く時間よりも、
 すでに遥かに長い時間働きましたよ!」

と言われたら、FIRE反対派はどう答えるのでしょうかね?

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4 件のコメント:

  1. 財産をどう使うかの自由の侵害だわな
    自分がためた財産は仕事をしないことに使う権利もあるわけで

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    1. 根本的な問題としてはその通りです。
      老後の為にお金を貯めるのは普通なので、
      老後がちょっとだけ早いと考えればわかりやすいかもしれません。

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  2. まあ、いつも言っていますが、
    そんなのはその人次第かなと。

    高学歴高職歴だった人ほど
    限りある人生の時間の中で
    50歳ぐらいからの残りの人生
    ずっと無職で何もせずにいるのは
    つまらないと感じるんじゃないかなと。
    そして自分には能力が無いと自覚する人なら
    50歳以降になったら
    何か役立つ取柄がないことには
    若さが無いと社会では容易には働かせてはくれないので、
    無職(というFIRE)で残り人生をすごすのも
    それは止む無しというか
    その人にとっては最善策になるのかなという感じですね。

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    1. 50歳以降は能力があってもまともな仕事をさせてもらえないリスクが高いですから、それだったらFIREという選択肢もありますよ!ということかと思います。
      最善策かどうかは別にして、結構いい線は言っているのでは?という感じです。

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