2021年10月9日土曜日

【要注意】サイドFIREの普通の自営業者化

本来のセミリタイアにとって仕事は「サブ」


私がセミリタイアと言って頭に浮かぶのは、

「本当は完全リタイアしたいんだけどね...
   ちょっとお金が足りないから働くのよ...」

とか、

「まあ手持のお金で暮らせなくはないけど、
 気分転換程度の仕事はさせてもらって、
   あとは好きな事やって過ごしますわ...」

というものです。

前者はお金があれば働きたくない、
後者はお金はあっても責任の重くない仕事で、
気分転換や社会との接点をもつなどの理由で働くというもので、
いずれにしましても仕事は「サブ」という位置づけです。

サイドFIREの中には仕事がメインの人も?


一方、セミリタイアの一形態と言われるサイドFIREやバリスタFIRE。
それぞれの厳密な定義は定まっていない気も致しますが、
私の理解では、

・サイドFIRE: 副業や小規模事業で稼ぐ
・バリスタFIRE:パート勤務など稼ぐ

と言ったところで、
上記で述べたセミリタイアはバリスタFIREに近いのではないかと思います。
このパターンで仕事を生活の中心に置くというのは極少数派かと思います。

ただ、サイドFIREでセミリタイア生活しています!
という人の中には、傍から見ると仕事中心では?
と見受けられる人も時折見かけます。

「セミリタイアしましたが、
 おかげ様でサラリーマン時代よりお仕事を頂き...」

などと言われると、それはセミリタイアとは違うのでは??
なんてことを思ってしまいます。

私が懸念しているシナリオ


仕事中心のサイドFIREがいけないという話ではありませんが、
この辺りは普通の自営業者と何が違うんだ?
ということにもなりかねないことに注意は必要かと思います。

私が懸念しているシナリオは、

・本当は完全リタイアしたい
→ 完全リタイアは資金的に難しいので、副業で稼ごう
→ 副業を頑張れば、資金が少なくてもFIREできる
→ 副業でバリバリ働いてサイドFIRE完成!
→ これって普通の自営業者 or フリーランス??

という感じで、当初の意図とは大きくずれてしまうことです。

当初の意図とずれても幸せならば問題ないですが、
セミリタイアしたと思ったら自由時間がないな??
などということにならないようにしたいものだと
個人的には思いますね。

2 件のコメント:

  1. いちいち、本来の楽しいから働いているのか、ちょっとたりないセミリタイアなのか、ただのフリーランスかを文章から読み取らなくちゃならないんで面倒でたまらん

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    1. そうなんですよね。
      セミリタイア関連の用語を統一しないと、
      一体何について語っているのかがわからない!
      ということが増えている気が致します。

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