年収90万円でも楽しく東京暮らしができる?
ちょっと前に話題になったPresindentの記事に
というのがありました。
確かに、極端な意見を大げさに言って、
世間の耳目を集めようというのであれば問題はあるかと思いますが、
実際に90万円で楽しく生活しているならば、
そのこと自体の発信がダメということにはならず、
この手の発言についてどう考えるかは難しい問題ではないかと思います。
いずれにしましても、この手の事を語る人は今後なくなることもなく、
むしろ次々と低支出生活を礼賛する人は出てくると思いますので、
本当に自分が年間90万円以下の生活で幸せになれるのか?
この辺りの判断力と言うのが極めて重要になるかと思います。
同じ年間100万円以下でも保有資産は様々
90万円だとやや切りが悪いので、
以降は「年間100万円の支出」について語ってみたいと思います。
セミリタイア生活で年間100万円程度の支出で済ませている人は多いですが、
それぞれの保有資産によって3つのパターンに分かれるかと思います。
① 資産的には余裕があるのに年間100万円程度の生活をしている
② 資産的な制約から年間100万円程度の生活をせざるを得ない
③ 資産的な余裕は全くないが、年間100万円程度を稼ぎながら生活している
イメージ的には
①は5,000万円以上の資産を保有、
②は2,000万円~3,000万円程度の資産、
③は資産が1,000万円以下と言ったところです。
誰が年間100万円以下の生活を語るのか?が大事
本当は年間300万円~500万円程度の普通のサラリーマン並の支出が可能にもかかわらず、
年間100万円程度で暮らしている人であるならば、
それはある種の趣味でそうしているわけです。
どこかで普通レベルの支出へ方向転換するかもしれないし、
いざ病気などになった場合でも対応は可能です。
ただし、資産がそもそも少なくてセミリタイア生活に入った場合、
普通のサラリーマン並の暮らしがしたくなっても、
そう簡単に行く話ではありません。
というより、そもそも平均的なサラリーマンレベルの暮らしをしたことない人が、
年間100万円生活が最高と自画自賛したところで、
それ以外の生活をそもそも知らんだろうに...
ということになれば説得力に欠けるのではないかと思います。
セミリタイアにおける低支出生活については、
個人的には話者の属性と言うのを考える必要があると思っています。
次項では、それぞれの資産タイプ毎の低支出生活と見ていくことにします。
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