2021年6月7日月曜日

セミリタイアで大事なのは "FI > RE"

FIREブームの方向性に違和感


最近、FIREが地上波ニュースなどでも取り上げられて、
一般的な認知度も高くなってきました。

それとともに、FIREに対する様々な考え方が生まれてきていますが、
個人的には若干危うい方向へ向かっていると思っています。

それは "Retire Early(早期退職)" を意識するあまりに、
" Financial Independence(経済的自立)" の方をないがしろ、
もしくは甘いハードルに設定しているということです。

「なるべく早く会社を辞めたい」の方法論


「会社を早く辞めたい」と考えた場合、王道的な思考法としては、
どうやったら早く必要な資金を貯めることができるか?
という方向性かと思います。

その為の手段としては「投資」「副業」が人気であり、
そのノウハウを紹介しているサイトも多々あります。

個人的な意見としては、
投資しなければセミリタイアできないということはなく、
むしろ本業である仕事の給料を上げる方に注力した方が良いと考えますが、
まあ、これは良しと致します。

しかしながら最近の傾向としては、
会社を辞めてからの生活水準を極限まで落とすことによって、
早期退職を実現しようという方向性へ向かうケースが増えている気が致します。

不要なものをどんどん削るのは賛成ですが、
最低限必要と思われるものまで削るのはいかがなものか?

そこまでして早期退職を目指す価値はあるのかを、
今一度原点に帰って考えて見た方が良い気が致します。

40歳でリストラの時代にFIは必須


一方、Financial Independence の重要性は、
セミリタイア希望者以外にも高まっています。

生涯現役を希望し、会社でのお仕事が大好きな人だって、
40歳になったら誰もがリストラ候補の時代です。

いつクビになっても良いように準備をしておくことは必要かと思いますね。
その為にはある程度の資金は必須となります。

従って、60歳~70歳とかまで働くことを否定するつもりはありませんが、
そのキャッシュフローを充てにした人生設計というのは、
それはそれでかなりリスクが高い気がしますね。

FI > RE が大事


上記をまとめて極論すると、
Financial Independenceの足場を固めることにまずは集中、
Retire Earlyはその結果としてついてくる、
というような思考法が良いのかな?と思います。

気持ちはわからないでもないですが、
少しでも早く退職というのにこだわりすぎると、
後で後悔する可能性は結構高い気が致します。
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