超早期リタイアはあまりお勧めしない
私個人の意見として、20代~30代前半での超早期リタイアに対しては、
あまり肯定的な立場はとってきませんでした。
主な理由としては、
一般的なサラリーマン初期の給与水準では、
人生100年時代を賄うだけの十分な資産を確保するのは困難であること、
また、例えばあと10年余計に働くことによって、
セミリタイア後の労働時間を大幅に短縮することができるならば、
結果的には人生における総労働時間は少なくなるのでは?
ということを考えたからです。
ただこれらの理由に加えて最近思うことは、
20代は普通にサラリーマン生活を謳歌した方がよいのでは?
20代は思っていたよりはハズレな生活でもなかったよな~
ということです。
仕事内容は超大ハズレだったが...
誤解のないように最初に申し上げれば、
私の20代の仕事内容は基本的には大ハズレです。
その大ハズレ故に、30代前半で転職をしたくらいですから。
ただ、20代というのはそれ程責任のある仕事をしてわけでもなく、
体力的にもまだまだ十分という時代ではありました。
20代前半は特に周囲もほぼ独身でしたし、
気持的にも大学時代の延長的要素が大きかったです。
なので、仕事終わりに会社の同期や大学時代の友人と飲みに行ったり、
週末は旅行に行ったりということもありましたね。
今振り返れば、これはなかなか貴重な時間でした。
超早期セミリタイアの立場から見ればこれらはすべてお金の無駄かもしれませんが、
これらをすべて断って禁欲生活を送って、
数年程度早く会社を辞める意味があったかと言えば、
個人的には全くもって違いますね。
20代に遊んだ仲間が友人関係のベース
私の友人関係の一つのベースは大学時代の友人ですが、
今でも付き合いのあるのは社会人になった20代になっても遊んでいた連中です。
大学時代は仲が良かったのに音信不通になった人も多く、
改めて20代には適当に遊ぶことの重要性を認識しております。
仕事をしても見習いが終わるまで最低でも数年~10年はかかるのだから、そんなに早く人生の選択肢を絞ってしまうのも、たしかに生き急ぎすぎだと思う。
返信削除ご指摘の通り、最初は見習い期間なので、それに対応した過ごし方が大事かと。
削除見習い期間だけでサラリーマンのすべてを語っているような論調もあって、それには違和感を覚えることもあります。
自分も20代はいろいろ楽しかったけど
返信削除確かに今セミリタイアしている立場からすると
無駄にお金を使い過ぎてたかも。
バブル時代の残り香も世相的にあったし・・・
それはそうとして20代(や30代)で
結婚して子供を育てて家庭を作る
いわゆる「普通の人生」を諦めるような人は
やっぱりなかなかいないんでしょうね。
そういう「普通の人生」について
ある時点で挫折した後の選択肢の1つとして
セミリタイアみたいなライフスタイルが
あるんじゃないかなって思います。
20代で無駄使いが多かったのは私も反省するところ大です。
削除また、20代では普通の人生を歩もうとしても、
なかなかうまくいかないことは多々あろうかと思いますので、
保険としての「早期退職・セミリタイア」
といった選択肢は有効かと思います。
確かに最初から目指す生き方としてはお勧めできないかもしれません。