2020年3月29日日曜日

誰が貰える給付金 ~ 不平等感を助長する施策は政権の命取り ~

どうやら国民全員に現金を配る気はないらしい...


3月28日の安倍首相の記者会見、期待以下のものとなりましたね。
注目の国民全員への現金給付ですが、
この期に及んで”ターゲットを絞る”などと言っています。

"安倍首相「事業を継続していただくために、あるいは生活をしっかりと維持をしていただくために、現金給付を行いたいと考えています」

現金給付について安倍首相は、国民全員ではなくターゲットを絞った上で「思い切った額を考えていきたい」と述べた。また、追加の経済対策は事業規模にして56兆8000億円だったリーマンショック後の対策を上回る規模とする考えを示した。"  

国民の分断を招く


今回のコロナ禍によって国民生活は大ダメージを受けています。
ここは国民が一丸となって立ち向かうべきところなのに、
一部の人だけに給付金を配ったらどうなるか?

貰えなかった人からの政府への風当たりは恐ろしいものになりますし、
また、貰えた人に対する風当たりも凄まじいものになるでしょう。

しかも金額が「思い切った額」ならば猶更です。

大体ですね、本当に困っている人は誰かなんてね、
政府が把握できるわけでないんですよ。

それなのに、これからターゲットを選定する会議でも開こうっていうんですかね?
スピーディな対応が求められるときにこれは無いです。

消費税減税などドリーミング


それにしても、早い段階で、

・全国民一律 10万円給付
・消費税減税 10% → 5% or 0%

といった比較的有効と思われるアイデアが出ているにも関わらず、
カウンター案が「和牛券」「お魚券」とはお粗末!

現金給付でこれだけ渋っているのだから、
消費税減税など夢のまた夢という感じですね。

「日本人は政府の言う事を良く聞いて頑張っている」

なんて言っていますけどね、
今回の現金給付の対象を誤ると、
そういう時代も終わるかもしれませんね。

2 件のコメント:

  1. 自粛してる奴だけ支給すればいいのに

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    1. 海外渡航自粛期間に勝手に海外行って感染して帰ってくる人とかには支給して欲しくないですね。

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