残業代は出ないが出張代は出る
私は比較的早い時期に「名ばかり管理職」となったので、
残業代というのを30代以降は貰った記憶がありません。
しかしながら、出張手当というのは役職者でも支給されますし、
役職が上がればむしろ金額は増加します。
私が転職した会社でのポジションは出張が多いポジションだったので、
転職したての頃はこの手当がバカになりませんでした。
特に海外出張は小遣い稼ぎのチャンスでした。
1週間の海外出張では以下のベネフィットを得ることができました。
① 航空会社のマイル
② ホテルのポイント
(Holiday InnやMarriottなどの独自ポイントに加え、楽天ポイントなど)
③ 出張経費に関わるクレジットカードのポイント
④ 出張手当
⑤ 朝食代 (ホテル代に含まれるので)
出張時には昼食や夕食も会社持ちだったこともあるので、
リアルに1円も使わずに1週間の出張を終えたこともあります。
そうなると数万円相当のお小遣いを稼いだことになりました。
出張がなくなり実質給与ダウン
私が所属している部署では海外関係の仕事が激減し、
出張手当が貰えなくなりました。
出張がなくなったので当然です。
私が会社を辞めた理由の一つが10年間給与が上がらなかったことですが、
出張手当を考慮すると実は給与は結構下がっていたのです。
そんな中、行かなくても良い出張に行って出張手当を稼ぐひともいます。
TV会議で十分なのにわざわざ飛行機に乗って泊りがけで出張したり、
出張するために仕事をむりやり作る人もいます。
会社の業績が悪化した時には厳しく管理されたのですが、
多少業績が持ち直したら「ザル」になるわけです。
こういう生活残業ならぬ生活出張をしている人は結構いましたね。
内勤で中間管理職だった自分にはこういう芸当は無理でした。
まあ、多少の出張手当が貰えたところで
自分がセミリタイアするという流れは止まりませんでしたが、
深夜まで残業しても残業代は0円、
飛行機乗ってちょっと会議に出ただけで出張手当、
というのは今でも理不尽だったな、と思う次第です。
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