2017年11月2日木曜日

JAL 東京(羽田) ⇔ ロンドン便増便によりサラリーマン受難?

JALの東京・ロンドン線の増便はビジネスマンがターゲット

2017年10月29日より、日本航空が東京(羽田)・ロンドン間の
新しい便の運航を開始しました。
その新しい便のタイムテーブルを見て軽い衝撃が走りました。
新しいJAL便のスケジュールは以下の通りです。

JL041便 東京(羽田) 02:45発 ロンドン   06:25着
JL042便   ロンドン   09:30発 東京(羽田) 06:25着

日本航空はこの路線にかなり力を入れているようで、
JAL SKY SUITE 787 のために開発された「新・間隔エコノミー」という、
快適なシートを導入し、ビジネス客の発掘を図るようです。

効率的な海外出張には最高、裏を返せば。。。。

この便の素晴らしさというのは、例えばこう言うことです。

・東京で深夜0時まで残業
・仕事後羽田空港へ直行
・12時間40分のフライト時間で休息をとる
・ロンドン早朝6時25分到着後即移動
・ロンドンで9時開始の会議に出席後、以後通常勤務
・ロンドン朝9時30分のフライトへ (恐らく6時頃ホテルチェックアウト)
・11時間55分のフライト時間で休息をとる
・羽田着早朝6時25分即移動
・東京で9時開始の会議に出席後、以後通常勤務

「フライトで休息」と上記では書きましたが、
JALは機内でもWiFi接続ができます。
会社からの指示も受けとれますし、
書類のやりとりだってできます。

これで時間のロスなく海外出張ができますね。
涙が出てきます。

「会社の利便性向上」は「社員負担増」

個人的な経験から言えば、海外出張と言えば、
若干ご褒美的な色彩もあり、多少観光する時間があったり、
ちょっといい食事が食べられたりしました。

しかしながら、人員削減・経費削減の影響もあり、
必要最小限の日程での出張しか認められなくなりました。

また、経費削減の影響でビジネスクラスは夢のまた夢になり、
当然の如く出張はエコノミーです。
(そもそも日系航空会社は高いので、JALとか却下されるケースもあります)

そんなご時世を反映してか、上述のJAL便のような深夜便が増加傾向にあります。

このスケジュールですが、仕事をする側にとっては非常にタイトです。

ビジネスクラスでゆっくり休めるならまだしも、
エコノミーシートで半日間過ごした後すぐ仕事はかなりシンドイです。
米国や欧州は時差の関係もありますので、しんどさは倍増致します。
(ちなみに私は時差ボケの修正がものすごくへたくそです。)

スマホやモバイルPCの普及もそうですが、仕事上で便利なものが普及すると、
むしろ仕事は大変になる傾向にあるかと思います。
仕事の時間とプライベートの時間の境界線もより曖昧になってきますね。

私が会社を辞めた大きな理由の一つに

「土日に携帯に電話がかかってくるのが嫌だ」

というのがありますが、

地味な理由の一つが

「海外出張がしんどい、旨みがない」

です。

テクノロジーの進歩で仕事がますます便利になって行けば、
私のような後ろ向き志向の人間がサラリーマン生活を続けることは、
ますますしんどくなるのかな?と思います。

セミリタイアという逃げ道に出合って本当に良かったと実感致します。

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