自己破産するシニアが増えている意外な原因
自己破産するシニア層が増加しているそうです。
読売新聞の記事では、総量規制の対象外の銀行ローン増加とともに、
以下の理由をピックアップしています。
債務に関する相談を数多く受けている三上弁護士は、
10~20年前の借金の返済を続けている人が高齢化し、
退職・失業、年金生活、病気などをきっかけに
自己破産するケースが増えていると説明します。
長年潜んでいた問題が、団塊世代の定年退職などと重なる
この時期に顕在化しているということです。
http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20171108-OYT8T50021.html?from=y10
失業より減給・賞与ダウンが引金?
上記では、自己破産のきっかけが「退職・失業・年金生活・病気」とありますが、
これ以外にも「業績連動賞与の導入」が怖いと思います。
多くの企業で業績連動型の賞与が導入された結果、
いきなり賞与が下がった!というケースがよく聞きました。
住宅ローンを組むときに、賞与月は多く返済するという場合が多く、
賞与下落で返済できない!という場合には、
ご丁寧にも、会社が対象者に低利融資するなんて話もあります。
これではどんなに嫌でも会社を辞められません。
怖ろしいです。
また、片道切符での子会社・関係会社出向での
突然の給与ダウンは昔からある話です。
いつ失業してもいいようにセミリタイア準備
マイホームでも自動車でも、ローンを組んで購入する場合、
最初に現物を手に入れて楽しんで、
後になって少しずつ返済していく (= 後々、苦労する)
というスタイルは変わりません。
一方、セミリタイアへの道というのは、
現状少しずつ我慢をして貯蓄をし (= 最初に苦労する)、
後に残りの人生をゆっくりと楽しもう!
というスタイルで、上記とは真逆のスタイルです。
終身雇用が崩壊し、右肩上がりの賃金上昇も保証されない昨今、
セミリタイアできる資金をとりあえず確保しよう、
というのはリスクヘッジ戦略としては悪くないのでは?
と改めて思ったニュースです。
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