2017年11月22日水曜日

「負け組」って誰に負けたのだろうか?

会社を辞めたら負け組、らしい

まだ携帯電話がそれほど普及していない時代の話です。
緊急の用事があり、かつて勤務していた会社の同期入社の友人に電話しました。
後日、彼に会った際に
「今電話してきたのは負け組のヤツか?」
といきなり、彼の上司が言ってきたそうです。

その上司とやらは、電話の話の内容から、私がかつて勤務していたことを察知したらしく
(同期会の日程調整の件だったので、電話の話から想像はつきます)、
上記のような戯言を言ったようですね。

その上司の価値観だと、「会社を辞めると負け組」だそうです。

セミリタイアは負け組、って言うだろう

当時はまだ曲がりなりにも会社員でしたが、今はセミリタイア = 無職 の身です。
恐らく、彼の上司は今の私を見ると「スーパー負け組」とでも言うでしょう。

しかし、そもそも勝負もしていない人間に対して「負け組」などと言う感性は
いかがなものだろうか?と思うのです。

セミリタイアはせめて「棄権組」とでも言ってほしい

仮に出世競争で勝ち上がった人を「勝ち組」とするならば、
セミリタイアは「負け組」ではなく、「棄権組」ではないでしょうか?

サラリーマンという試合会場でこれ以上試合するのは嫌だ!
ということで試合放棄(セミリタイア)をしているわけですので、
勝手に勝ちとか負けとか言わないでもらいたい、というのが本音です。

そもそも、自分の特定の価値観に基づいて他人を負け組とか言うのは、
何か違うと思います。

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