もっと早くセミリタイアに出会いたかった
セミリタイアという言葉がそれなりに有名になった昨今では、
20代でセミリタイアを目指すという方も珍しくありませんが、
20代の頃の自分はセミリタイアという明確な概念を持っていませんでした。
30歳を目前に控えて、どうやら最初に入社した会社では
自分のやりたい仕事はやらせてもらえない確率が極めて高い、
この会社ではつまらない仕事をやり続けるしかない、
そう判断した時に自分は「転職」というカードを切りました。
しかしながらこの時に、
「セミリタイアを目指す」というカードが手元にあれば、
その後の展開は変わっていたと思います。
転職せずにそのままの会社でじっと耐えていれば、
少なくとも次のメリットがありました。
・退職金が余計にもらえた
→ 日本の会社の退職金制度の多くは、勤続年数が長ければ長いほど有利で、
二度の転職を経験した私の退職金はかなり少額でした。
・割増退職金がもらえた可能性が非常に高い
→ 最初の会社では、40歳をすぎれば、早期退職募集などもあったようで、
そのタイミングで辞めれば、資金面でかなり有利になった。
(会社の合併により余剰人員が存在したことより、
いずれは早期退職の募集があることはある程度は読めました)
・年金額が多くなり、その後の人生設計が楽
→ 私が転職した会社は、企業独自の退職金制度がありませんでした。
従って、転職したことにより、もらえるであろう年金額は相当減少しました。
もちろん、肝心の基礎給与部分については、
転職した場合としなかった場合でどちらが多かったは知る由もありませんが、
20代の頃に「セミリタイア」という概念を明確に持っていれば、
違った選択肢もあったと思います。
転職したことを本気で後悔しているわけではありませんが、
「セミリタイア」という概念はもっと早く知っておくべきでした。
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