2025年4月5日土曜日

【仮説】FIRE民の多くは年金受給を繰下げしても生活は変わらない

資産が十分なら繰り下げ受給を選ぶ根拠


昨日は、年金受給を繰り下げ受給して後悔した話を取り上げましたが、
多くのFIRE民にとってはあまり関係ない話なのかもしれません。

と言いますのも、
FIRE民の多くは65歳でもそこそこの資金は持っていると思います。

FIRE民が繰り下げ受給を考える場合は、
この辺りを考慮する必要があるのでは?と考えます。

例えば、あるFIRE民の方の生活費が月20万円、
65歳時点で3千万円の資産だったと仮定致します。

年金受給額は昨日取り上げた方と同じで、
65歳からなら14万円、70歳からなら20万円とします。
税金・資産運用益は便宜的に無視します。

65歳から年金を受給した場合、
毎月6万円の赤字が発生しますので、
70歳時点での資産・キャッシュインは、

資産:3千万円 - 6万円 × 12ヶ月 × 5年 = 2,640万円
年金:毎月14万円

となります。

一方、70歳から年金を受給した場合、
5年間は手持資金を切り崩しますので、

資産:3千万円 - 20万円 × 12ヶ月 × 5年 = 1,200万円
年金:毎月20万円

65歳から年金を受給した場合、70歳からも継続的に赤字が発生しますが、
2,640万円あれば440ヶ月分(36.6年分)なので、
106歳まで生きても大丈夫です。

70歳から年金受給した場合、
年金で生活費が賄えますので、
1,200万円の資産は普通に生活している分には減ることがありません。

繰下げしようがしまいが生活費は変わらない!


上記の場合、どっちの生き方が好みか?と考えますと、
私は今のところ、後者(年金繰り下げ)を選ぶかな?

70歳で大金を保有しなければいけない理由を思いつかないのと、
「年金の範囲内で暮らす」というのが心地良いと考えるからです。

この比較のポイントですが、
年金受給を繰り下げしようがしまいが生活費は変わらない!
また、どちらのケースでも働く必要はない!
というところにあります。

実はFIREをしている多くの人は慎ましい暮らしをしているように思えます。
なので、彼らの多くは、年金を繰り上げしようが繰り下げしようが、
その慎ましい生活は変わらず、
また、資産を結構残してこの世を去ると推測されます。

それであれば、保有資産を減らすべく年金受給を繰り下げて、
増えた年金分は心置きなく使うという作戦は、
一考の価値はあるというのが今時点の私の考えです。

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