老後の趣味の難しさを知る
老後の趣味の難しさを実感する話を聞きました。
その方は80代の方なのですが、
趣味は「海釣り」で、それも船で沖に出て釣るものが好きだそうです。
その釣り船というのは朝4時に出るということで、
深夜に車で出発、2~3時間かけて港まで行って、
そこから船に乗り込むという過酷なもの。
ただ、高齢者の運転は危険ということで、
自分で運転していくのはもう不可能、
家族の予定があう時にたまに車で連れて行ってもらうしかないとのこと。
普通に働いている人が深夜に車を出して、
送り迎えする機会などほとんどないらしく、
ここ1年間は釣りに行けていないと嘆いていました。
海釣り以外には興味はない?
その方の家の近所には、良い釣り場として有名な公園があるのですが、
コイやヘラブナを釣ることには全く興味がないそうです。
それどころか、海岸の堤防とかでの釣りも興味がなく、
船での釣りにしか興味がないとのことです。
本来は、老後でもできる趣味にシフトということで、
公園での釣りにでも興味が持てるのであれば、
毎日でも釣りが堪能できるのに...と思いますが、
本人が全く興味がないのだから仕方ありません。
趣味を作れと簡単に言うが...
FIRE界隈でも、FIREしたら時間ができるので趣味を持て!
みたいな話をよく聞きます。
しかしながら、例えば、無趣味だったけど、
サラリーマン時代にFIREに向けて趣味を探して陶芸に行きついて、
FIRE後は毎日ろくろを回していますよ!みたいな話はあまり聞きません。
この辺を考えると、楽しいFIRE生活を過ごす為には、
元々熱中できる趣味があるか、
特別な趣味なんてなくても楽しめるか、
このどちらかなのかという気もしますね。
なかなか新しく熱中できる趣味を見つけるのは難しいのではないかと思います。
趣味という程のものがなくても、少し楽しいと思う程度のことがあって気楽に過ごせれば私は十分です(笑)。
返信削除私もほぼ同じ意見です。ただ、サラリーマン時代は本当にそれでよいと思うか疑問に思う点はありましたね。
削除趣味は探して見つかるような物ではないということがセミリタイアして分かったよ。趣味でやってなかったものがいつしか趣味になっていくものなんだということが分かったよ。
返信削除サラリーマン時代には考えていなかったものに時間とお金を使っているというのは私にもあります。やはり趣味は探して見つけるものではないケースが多いでしょうね。
削除長崎の修道院長(92歳)、一年に数回舟を仕立てて釣りに出ている方を思い出しました。お身体の健康が一番ですが、どこで暮らしているかによって、続けやすい趣味なのかどうかも変わってくるように思います。何しろ頑なにあれはイヤだ、これがいいと要らん拘りを持っている段階で、老化の始まりかもですわよね。
返信削除拘りを持ちすぎた結果、本当は楽しい趣味になることを見逃している可能性はありますね...この辺は柔軟に対応していきたいところです。
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