転職というオプションに期待できない理由
昨日は「FIREより転職」というご意見に対して、
転職先には実際に働いてみないとわからない不確定要素が大きく、
個人的にはお勧めできないという話を致しました。
このことについて少々付け加えますと、
私の場合、人を見る目がないので、
転職をする際の面接で実際に上司になる人と面接をして、
その人の「うそ」を見抜く自信がないため、
転職というオプションは最終的に放棄した経緯があります。
「うそ」というと私と面接をした人は怒り狂うかもしれませんが、
これは意図的に私を騙そうとしてついた嘘というよりは、
私が面接から読み取った、
その人のひととなりとか労働条件面といったものが、
後から全然違うとわかった!というようなものだと解釈していて頂ければと思います。
将来の上司の人格を読み取れるか?
新卒の場合、大量かつシステマティックに採用活動をするので、
面接した人と同じ職場で働く確率は極めて低いと思います。
しかしながら転職の場合、実際に働くことになる職場の上司が面接をするので、
「この人とは働きたくないな...」
と思えば、仮に内定をもらっても辞退すれば良いのです。
ただ、私は数十分の面接で相手の性格的なものを見抜く自信はありませんので、
例えば、温厚そうな人だと思ったらパワハラ気質だったり、
頼れる上司と思ったら部下に責任を押し付ける人だったり、
そんな事態に陥る可能性は極めて高いと思っています。
労働条件の実態面を見抜けるか?
もうひとつは面接で説明した労働条件の実態面について、
相手の言っている「うそ」を見抜けるかですね。
もちろん、年収が600万円と面接で言ったのが実際には300万円とかなら、
これは単純な詐欺ですので訴えることがレベルです。
ただ例えば、実際はガチガチの年功序列の会社なのに、
「ウチの会社は実力主義」であると言うとか、
実際は体育会的な上下関係の厳しい会社なのに、
「ウチの会社は上司部下の関係はフラット」とであると言うとか、
この辺の実態をうまく見抜く自信は私には全くないですね。
私は面接で実態は見抜けない!
要するに、私が理想的な会社と思って転職をしたところで、
私には面接からそれが本当に理想的であると読み解くスキルがないので、
実際は違うという確率は極めて高いということです。
人によっては、数十分話しをしただけで、
相手の性格とか話している内容の信憑性が瞬時にわかる人もいるでしょうけど、
そんな人は極めて限られると思うのですね...
私の場合は、自分の能力を真摯に見つめた結果、
転職というオプションが私の中からなくなったということです。
0 件のコメント:
コメントを投稿