オーソドックスなFIRE批判
極めてオーソドックなFIREへの批判を見て、
逆に新鮮な気持ちになったのが以下の記事です。
"リタイアして得られるのは、有り余る自由な時間です。多くの人は子どもの頃から学校に通い、仕事をして、一日の大半を過ごしてきたわけです。その時間が完全に自由になったとして、10年、20年単位でやりたいことが何もなければ、生活の張りは失われ「こんなはずではなかった」と思うかもしれません。一日何時間かけても飽きない趣味があるのか、仕事での人間関係がなくなり誰かと接する時間が減っても問題はないか(他に話し相手はいるか)、従事したいボランティア活動などはあるかといった点は、リタイアしてから考えるのではなく、リタイア前から準備しておきましょう。” (引用元) ふつうの会社員が5000万円貯まったら早期リタイアしても大丈夫? アメリカではFIRE後に仕事復帰をする人が多数という現実"
記事のアドバイスは基本的にその通りだとは思いますが、
実際にFIRE生活を過ごしている身からすると、
もう少し違う視点はあるのかと思います。
完璧な計画など不可能
「10年、20年単位でやりたいこと」とか、
この辺をみっちりと計画してFIREしている人ってどのくらいいるんでしょうかね?
この辺がきっちりしていないとFIREは失敗!ならば、
私などとっくの昔にFIRE失敗のはずです。
もちろん全くの無計画でのFIREは論外ですが、
計画通りにいかないことを想定しておいて、
臨機応変に対応する心づもりを持っておく程度で良いのでは?と思います。
毎日が楽しくなくても良い
また、「一日何時間かけても飽きない趣味」とかは、
一部の「月に映画を100本以上見る人」とかくらいしかいない気がします。
私の感覚では、FIREしないとできない趣味(私の場合は1か月単位の旅行)を楽しみ、
それ以外は別に暇でボーっとしていも良いイメージですね。
まあ独身一人暮らしの場合、家事やら買物やらで結構時間もつぶれますので、
そこまで暇な時間を恐れる必要もないかな~とも思いますね。
仕事しないでよいだけで幸せ
まあ結局のところ、仕事をしないでよいだけで幸せと思うか?
二度とサラリーマンに戻りたくない気持ちが強いか?
この辺がFIREが成功する鍵になる気がしますね。
完璧な計画ができるまでFIREしないとか言うと、
永遠にFIREできない気がします。
また、「完璧な計画ができてからFIRE」というのは、
FIREしない言い訳にも使えますので、
その辺はちょっと危険かな?と個人的には思います。
全くですわよね。10年20年単位で立てた計画がそのまま実行できると考えている時点で、FIREに向いていないと思います。もっと言えば、暮らしに向いていない。環境要因を含めて、自分でコントロールつかないあれこれがやってくるのが暮らしですから、時間の余白がある方が、色々な意味で楽だと思います。それがFIRE。
返信削除10年20年単位でみっちり計画を立てた人の方が、計画通りにFIRE生活が過ごせなくて、FIRE卒業となる可能性が高そうです。おっしゃる通り、コントロールがつかないことは起きるでしょうから、それ前提での心の持ちようが大事かと思います。
削除強制されることがないだけでどれほど大きな事だということをなかなか想像できないものなんだろうなあ
返信削除実際に経験しないとわからない部分もありますが、この点はもう少し想像力を働かせてもよいかと思います。
削除