2025年3月24日月曜日

40歳で仕事を辞めるのはもったいない? ~ いや、40代の仕事が一番つまらなかった! ~

40歳・4千万円の資産でFIREは高リスク?


40歳で4,000万円の資産でのFIREはリスクが高い。
そして、いざ社会復帰をしようとしても難しい!
という内容の記事がありました。

"ほかにも、社会復帰の難しさも視野に入れたほうがいいでしょう。仮に40代でFIREという選択をするとして、そこでピタッと仕事を辞めてしまったとします。10年後に「わたくしアーリーリタイアしまして10年間のブランクがあるのですが、雇ってもらえませんか?」と活動したところで、そういう方を積極的に採用しようという先は極めて少ないでしょう。多くの人は20代から社会に出て働きはじめますが、20代はノリや勢い、体力と反射神経をレバレッジに乗り切れます。30代は信頼関係や人脈を構築し、スキルや実績値を積み重ねていく時期。そして40代は、その人脈や信頼関係、スキルや経験といった、これまで構築してきたすべてのリソースをようやくアウトプットできる時期。ここでキャリア断絶させるのは、社会復帰の難しさに直面するリスクと、大きな機会損失のリスクをとることでもあるのです。” (引用元) 40歳、元金4,000万円でFIRE、海外移住で“悠々自適”が一転→物価高に対応できず白旗。“職探し”の末、初めて気づく「捨てたものの大きさ」【元ゴールドマン・サックス証券マンがFIREのリスクを解説】"
前半部分の再就職が困難!という点はその通りと思いますが、
40代はすべてのリソースをアウトプットできる時期!
というのは一部の出世コースに乗っている人だけでは?という感想を持ちました。

思考の順番が逆ではないか?


40歳でFIREして10年後に経済的に厳しくなったとして、
再就職をしようにも従前と同じような仕事に就くのは困難!
というより、ほぼ不可能でしょう。
なので、実際にFIREに踏み切るのは慎重にすべきなのは当然かと思います。

そして筆者は、キャリア構築という観点からもFIREに疑問を呈しています。

というのも、40代になってから初めて、
”これまで構築してきたすべてのリソースをようやくアウトプットできる時期”
が訪れるので40歳で会社を辞めるのはもったいない!
という論理展開になっています。

しかしながら、これは思考の順番が逆ではないか?
というのを私は感じてしまいました。

30代までにスキルや実績値を積み重ねていったとして、
40代でそれを活かすポジションに就けない!
何なら、20代と同じような下積み的なポジションに逆戻り!
それだったら会社をとっとと辞めて、
仕事以外に活路を見出すのがFIREへの動機の一つだと思うからです。

私の場合、40代前半でそれなりのポジションが得られていたなら、
早期退職という考えを撤回していた可能性はかなり高いですからね。

機会損失という気持ちは全くない


実際問題として、自分のサラリーマン人生を振り返ってみると、
一番仕事的にスカだったのが40代でした。

そして仮に早期退職していなかったら、
恐らくは50代でそのスカ記録を軽~く更新していたでしょう。

なので、早期退職による「機会損失」なんていう気持ちは全くないです。

実際に私のかつての同僚を見渡してみても、
40歳で辞めたらもったいないみたいな人は、
せいぜい1~2割程度じゃないかな?
と勝手に考えてしまいますね。

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