2024年9月3日火曜日

「仕事が好き」は給与が大幅カットでも言えるのか?という問題

給料大幅カットだから定年延長は断る


昨日のエントリーで、
「私の職場では定年延長を断った人も多い」
という話を書きましたが、その件で思い出したことがあります。

とある人は、
「高卒後働き始めて42年、そろそろゆっくりしたい」
みたいな理由で定年延長を断っています。

ただ、これは上司向けの言い訳らしく、
本当のところは、定年延長だと給料が大幅カットされる、
そんなんだったら働きたくないという事らしいです。
これは、親しい同僚にこのような話をしていたとのころで、
こちらが本音じゃないかと思われます。

本当に「仕事」が好きなら辞めない?


この行動自体は極めて納得のできるものです。

私も、役職定年や定年延長とかで、給料が大幅に下がる前には、
リタイアするというのをお勧めしております。

ただ、この方は給料が下がらなければ働いていた!
という点で私とスタンスが大きく異なります。

さて、ここで疑問に思う点ですが、
この方は「仕事が好き」と言って良いのかです。

本当に仕事がお好きなのであれば、
給料の多寡にかかわらず働くのではないか?
という素朴な疑問が湧いてきます。

収入という要素を含めると仕事好きは減少する


FIRE批判をマスコミで展開するような著名人ですが、
これらの方々の共通点として高収入というのがあります。

そりゃま~、自分の好きな仕事をやって、なおかつ高収入、
私も同じ立場ならFIREとか目指さないだろうと思うわけです。

昨日の統計でも
「スキルを生かして、定年後も働きたい」
という方々が多いですが、
この前提として、そこそこの給与水準をキープというのがある気がします。

なので例えば、

「年収1千万円だったけど、定年後は働かせて貰えるだけでOK。
  だから年収2百万円で良いよ!
  それより、若手に自分の経験を伝えるのをこれからの生きがいにするよ!」

みたいな篤志家のような方ってそんなに多いですかね?

こういった流れで考えていきますと、
本当に仕事が好きな人はもっと減少すると思います。

となると、そもそも「仕事が好き」という定義自体、
結構難しいものになるような気がしますね。

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