2024年9月22日日曜日

”FIREで得た「本当の自由」のマイナス面”とやらが全然マイナスでない件

FIRE後の「本当の自由」の8つのマイナス面


FIREして「本当の自由」を獲得しても良いことばかりじゃない!
という類の主張をされる方は多いですが、
それをコンパクトにまとめている記事がありました。

" 「本当の自由」の8つのマイナス面
①自己管理するのが意外に大変                     ②昔の友人と話が合わなくなる                              ③話の合ういつものメンバーとだけつるむようになる            ④人としての成長が止まってしまうリスクを感じる            ⑤自堕落な生活に陥ってしまうリスクがある               ⑥暇なのがしんどくなる                        ⑦やりたいことがなくなる                       ⑧自己管理するのが意外に大変                       (引用元) 20代で1億貯めた元会社員が教える】みんなが憧れる「FIRE(経済的自立と早期リタイア)の末路」"
①と⑧が全く同じなので実質は7つのようですね。

筆者は20代で1億円を貯めた”リアルFIRE”とも言うべき人で、
50歳で仕事を辞めた”なんちゃってFIRE”の私とは根本的なところが違うと思いますが、
同意できる部分があまりないので、私見を述べてみたいと思います。

マイナス面どころかプラス面では?


まず、①と⑧の”自己管理するのが意外に大変”ですが、
これはサラリーマン時代にFIRE生活を考えて意外とそうかも?
と思っていた感想で、実際は全然大変ではありませんでした。

確かに、セミリタイア初期は昼間から酒を飲みたい誘惑にかられ、
⑤の”自堕落な生活に陥ってしまうリスクがある”もありましたが、
それも最初の半年くらいでしょうかね?
今では、規則正しい生活へ収斂している感じです。

②の”昔の友人と話が合わなくなる”ですが、
そもそも私は昔の友人と仕事の話などほとんどしないので、
こういう経験は未だにないです。

③の”話の合ういつものメンバーとだけつるむようになる”はその通りですが、
どの辺がマイナスなのか全くわかりません。

仕事をしていれば、職場の上司や同僚、
仕事関係の人と飲みに行く機会とかもあるでしょうが、
そもそもそういうのが嫌でFIREを目指しているわけで、
話の合う人としかつるまないというのは、
マイナスどころか超絶大メリットと言えます。

⑥の”暇なのがしんどくなる”と⑦の”やりたいことがなくなる”については、
そのような経験が個人的には全くないのでちょっとコメントできない感じですね。

まあ、20代で自由を獲得しちゃったらそうかもしれないかな?
とちょっとは思いますが、
50代でのFIREだと、残された時間を逆算するとやりたいことが全部できない、
どれを捨ててどれを取るかという方が大きな問題な気が致します。

人としての成長が止まる?


そして最も強烈な違和感を感じたのが、
④の”人としての成長が止まってしまうリスクを感じる”ですかね?

私が40代で就いていたのは完全なる閑職であり、
人として成長できる仕事とはほど遠いものでした。

サラリーマンを継続するということは、
こういった仕事を65歳とか70歳まで継続することです。

というより、55歳とか60歳を境により閑職度がマシマシとなるわけで、
こういった成長とは程遠い仕事を避ける為にFIREを目指したという側面もあります。

それでは今のお気楽なFIRE生活で私が人として成長しているか?
そもそも人として成長しようなんて思っていないのが大前提ですが、
自分がFIRE後に知識を深めようと思っていた分野、
歴史・地理・美術といったものについては、
かなり知識を深めているとは思います。

ただ、それは極めて自己満足の世界であって、
将来的にお金を稼ぐことにつながる可能性はほぼありません。

なので、仕事的に世の中に貢献しないと成長とは言わない!
と言われたら、私はまるで何の成長もしていないわけですが、
FIRE後の自分の内的変化を考えてみると、
個人的にはFIREしてから成長したかな?
という部分は結構あります。

少なくとも、45歳~50歳の仕事から得たものに比べて、
50歳~55歳のFIRE生活から得たものの方が、
比較にならないくらい私の人生において意味があるものだとは言えますね。

6 件のコメント:

  1. 友人が少なくなるという部分は、元々友人は少ないので仕事以外で良い友人をもっと作りたいという気持ちが強く、なんとか出来ないか考えています。自己管理が出来ない、暇がありすぎるということに関しては、そもそも厳しい自己管理は要らないし、週5日仕事では暇が皆無になるのでFIREの方がずっとマシと思います。自分は仕事では失敗の方が多かったので成長するよりどんどんひねくれていった印象が強いです。

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    1. 私の今のスタンスとしては、人間関係的に友人は既存の人達で十分というものです。ただ、60歳とか70歳とかになると、もしかしたら変わるかもしれません。暇がありすぎるは、暇ながないよりは遥かに良いのは誰しもそうでは?と思いますね。

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  2. 表現を選ばずに申しあげれば、あっほくさでございますわ。「自己管理が難しく自堕落になってしまうリスク」とやらは、くくりとしては1つ。すなわち、仕事(ほぼ会社)に生活を管理してもらわなければ、自立しにくいという宣言でしかありません。要は、依存的なのでしょう。20代とはいえ、心配になる心身のご様子にあると思います。

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    1. 仕事だけで1日が終わるというのが、きちんと管理された状況とはとても思えませんね...

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  3. 若い人は焦りが出る可能性はあるというのは思うな。自分はまだなにもしてないという思いが強いだろうから。周りからどんどん置いてけぼりされる感覚になってしまうんじゃないかと思う。自分は若いころたぶんそうだったと思う。

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    1. 私も若い方ならそういった焦りが出ても不思議はないと思います。35歳くらいを境にそういったものがなくなっていったと言う感じですね。

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