2024年9月13日金曜日

【表現的にどうなの?】リコーが2000人規模の「人員適正化」

リコーがリストラ策を発表


リコーが大規模なリストラ策を発表しました。

" リコーは12日、国内で1000人程度の希望退職を募集すると発表した。海外のグループ企業での構造改革も含めると、2000人規模の人員適正化を見込む。 (引用元) リコー、2000人規模の人員適正化へ 国内では希望退職約1000人募集"
リストラのニュースなど珍しくもありませんが、
「人員適正化」と言う表現はちょっとひっかりました。

「人員適正化」と言っても結局首切り


そこで、リコーのIRのページをチェックしてみたら、


というものがあって、その支援制度の中に

”本制度の実施により、当社および国内グループ会社における人員約 1,000 人規模の適正化を進めます。海外のグループ会社における構造改革も含めると、国内・海外合わせて、グループ全体で2,000 人規模の人員適正化を見込んでいます。なお、これらの施策は各国・地域の労働法、規則、及び規制に従って実施しております。”

という表現が含まれていました。 

まあ、人員適正化とオブラートに包んだ表現になっていますが、
内容的には「人員削減」であり、要は首切りなわけです。

これは個人的な勝手な印象になりますが、
「人員削減」を「人員適正化」などという表現で言いますと、
何かごまかしている感じで嫌な印象を受けますね。

言い訳レポートを書いていた時代を思い出す


リコーのIR資料を見ていますと、
いかにネガティブなイメージを与えないでリストラ策を説明するか?
この辺りをすごく吟味された文章で書かれていて、
IRの担当者は相当大変だっただろうな~とつい思ってしまいます。

規模や内容は違いますが、
私もサラリーマン時代は事業レポートなど書いており、
こういった文章を何度も書き直させられた嫌な思い出もついでに蘇ってきましたね。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村

2 件のコメント:

  1. 大企業で働いている独身の知り合いで、会社が早期退職プランを出すのを待っている人がいます。資産は十分持っているし、仕事が嫌なので、退職金を弾んでくれれば即辞めるつもりだそうです。彼の周りでそういう人何人もいるって言ってました。

    返信削除
    返信
    1. 割増退職金の金額を考えると、早期退職プランが出るのを待つのは賢明な策かと思います。逆に、早期退職プランに応募しなかったことを後悔している人もいます。この辺のタイミングは運もあると実感します。

      削除