FIREはインフレに弱い?
”FIRE願望の単身世帯増加が人手不足を加速させる”
というのが話題になりましたが、
その続編的な記事でFIREはインフレに弱いとの主張がありました。
" この点、FIREという生き方はインフレに弱いことを認識しておくべきだろう。インフレ局面においては、賃金や年金支給額がインフレ見合いで引き上げられることが予想され、雇用者や年金受給者の実質購買力はある程度維持される可能性が高い。一方、FIREして財産所得だけで生活する人は、賃金増の恩恵も年金増の恩恵も得られず、資産運用だけでインフレと戦わざるを得ない。ここに、「FIREする人が増えれば増えるほど、(人手不足からのインフレを通じて)FIREした人に不利な環境が訪れる可能性が高くなる」という難しさがある。 (引用元) 人生、上がりたい…!ジワジワ増加中の「おひとりさまFIRE」を夢見る人が気づいていない「意外な落とし穴」"
まあ確かに言いたいことはわからんでもないですが、
仕事を辞めてFIREする人がインフレの事をまるで考えていないなんてのは、
ちょっとありえないのではないでしょうか?
逃げ切り計算機にもインフレ項目あり!
例えば、セミリタイア民やFIRE民の多くが使う「逃げ切り計算機」ですが、
当然のようにインフレ率を入力する欄があります。
このインフレ率をどのくらいと見込むか?
これによって当然ですが必要資産の額も全然異なります。
記事のタイトルにある「意外な落とし穴」ですが、
意外でもなんでもない、超基本的な事かと思われます。
なので、「そうか~、インフレが怖いからFIREは辞めよう!」
なんて人が存在するとは到底思えませんね。
人手不足なら「ちょっとだけ働く」に追い風
しかも人出不足で賃金上昇なるものが本当に起きれば、
「ちょっとだけ働く」というセミリタイアやサイドFIREには追い風です。
インフレで仮に資産が十分でなくなったとしても、
仕事は比較的簡単に見つかるし賃金もそれなりにアップしているということなら、
フルタイム労働にまで戻る確率はそれほど高くはないのでは?
しかも仕事がいくらでもあるのであれば、
すぐ怒鳴るようなヤツが上司ならすぐ辞めても、
すぐに新しい仕事も見つかるしいいことづくめではないでしょうか?
まあそもそも論で言えば、
「インフレくらい資産運用で打ち負かせるぜ!」
みたいなFIRE民も多そうですが...
日本は小売りや外食のサービスが良いのでそれで金を使うことが多いですが、今後これらの産業で閉店や値上げが相次ぐことからサービスへの出費を減らしてインフレに対応する人々が増えると予想しています。ヨーロッパの田舎都市なんて本当に不便で金を使おうにも使う場所がないので。
返信削除私の行きつけの店もかなりの部分が後継者がいなさそうなので、ナチュラルに外食代は減っていくような気がします。この辺がナチュラルなインフレ対策になる気も致します。
削除おっしゃるとおり、むしろ!ですわよね。むしろちょっとした仕事をする手立てが多く、やりようはありますよ、ご心配なく♪です。加えて、過剰なコンビニやらチェーン店やらは、ながーい将来に渡って必要なサービスですか?と申しあげたいです。
返信削除途中でした。すみません。ですので、必要のないサービス利用に支払いが発生しなければ、そんなに身ぐるみ剥がされるようなことにはなるまいね、と思います。
返信削除大抵の方は出費抑制の余地はありますので、家計を見直す良い機会ととらえて欲しいところです。
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