「支出の最適化」とはどういう意味か?
FIREやセミリタイア界隈では、「支出の最適化」という言葉が良く使われます。
意味は読んで字のごとくかと思いきや、
その言葉は結構異なる意味合いで使われているように思えます。
私がこの言葉でパッと思い浮かべた意味合いですが、
例えば、年間のFIRE生活費予算が200万円だとした場合、
その200万円を一番効率良く使う方法は何か?といったところです。
ただ、以前もちょっと述べたことがありますが、
人によっては単なるドケチライフを意味しており、
普通の人には必要不可欠な家電も持たず、食費も極限まで削って、
支出の最適化を達成みたいに言う人もいます。
理想の生活を実現?
さて、ここで取り上げたい「支出の最適化」ですが、
文字通り、究極的な意味での支出の最適化とも言うべきもので、
自分の理想の暮らしをするのに実現するのに必要な金額です。
しかも、その金額が理想なので、
これ以上のお金はあっても無駄という考え方です。
例えば、年間200万円が支出の最適化の金額であるとすると、
年間250万円使うというのは単なる無駄使い!
いや、むしろ効用を悪化させるのでは?という考えです。
これは例えば、お金があっても広い家には住みたくない、
ましてや、六本木や赤坂なんて論外!この街が好き!
高級レストランとかに一切興味なし、吉野家の牛丼が一番うまい、
旅行なんて行くのは面倒、海外旅行など論外、等々、
この辺を考えれば一定程度の説得力はあるように思えます。
本当に「支出の最適化」が実現している?
実際に、「今の生活が自分の理想!これ以上お金はいりません!」
と言った類の発信をされている人がいます。
ただこういった方が、仮に億単位の資産をお持ちで支出水準が低いままだと、
お金は減るどころか増えてしまいます。
でこのままいくと、お亡くなりになる時が資産残高のピーク!
となる可能性が極めて高くなります。
それでも支出を増やすのは無駄なのか?
本来は贅沢好きで欲しいものの多い私にとっては、
ちょっと信じられない部分もありますね。
この辺りについて、私が考えていることについて、
次項以降で述べてみたいと思います。
支出の最適化が進んでしまっているFIRE民の一人です。洋服、靴はユニクロ、通販でしか購入しなくなり、床屋もQBハウスのみ。旅行は体力がきつくなり知り合いとの温泉旅行以外は短期の海外旅行だけ。東京はインバウンドの街になってしまったため行くことがなくなり、外食は気に入っていた店がことごとく閉店しカフェでくつろぐくらいしかしない。スイーツ、ケーキ類は体力不足で食べられなくなり、高級レストランは一緒に行く相手がいません。両親を看取ったら地方移住で金使いたいとは思っているんですが。
返信削除FIRE生活を継続するにつれてお金を使わなくなっていく傾向はあるかと思います。それでも特に生活に不満も不自由もないですが、使った方が良い項目とかナチュラルに節約している項目とかは、ある程度支出を増やして行こうかと思っています。
削除支出の最適化といっても、その時々で変わるはずなのですよね。FIRE ライフも長いですから、特に健康面での支出を含めて、状況の変化はあります。ともかく一番避けねばならないのは、おっしゃるようにお亡くなりになる時に資金ピークという事態です。次に避けたいのは、シャビーライフが身についてしまって、付き合う相手や出掛ける場所が必要以上にシュリンクしていくことです。文化文明を生きるためには、必要な支出もありますわよね。都市型では目立たぬ内に進行している方も見受けます。スーツのスラックスにシャツという出で立ちx靴にガムテープを貼り、ビニール袋に入れた10数万単位の商品券を持って、百貨店に定期的に現れるご老人がおいでになります。お金があるならさ、の世界でした。あの孤独はいけません。
返信削除お金持ちで服装にお金を使うのを嫌がる方は一定数いらっしゃいますね。これなんかも、お金を貯めるステージから使うステージへとっくに移行していることに気付いていないから起きるのか?そもそも、そういうケチな性格なのか?ちょっと理解に苦しむ人たちですね。
削除使い切れないだけの資産があって、適切に使っていないパターンと見受けます。家族がいなければ、早めに社福や民生委員に繋がって欲しいところです。
削除既に何が適切かを見失っているのでしょうね。人と何らかのつながりがあれば、注意する人とかもいそうですが、そういう人もいないのでしょう。
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