早期リタイア希望の20~30代男性、7年間で「倍増」
「20~30代男性で特異的に早期リタイアしたいと考える人が増えている」
という内容の記事がありました。
その記事の結びは以下のようになっています。
" 金本さんは、若手男性が早期リタイアを希望する心理について「仕事に対する意欲が低下したわけではない」とした上で、「プライベート重視」の意向が広がっていることや、日本型雇用の減少といった労働環境の急速な変化で「将来像を描きにくい」などの可能性も指摘した。 (引用元) 早期リタイア希望の20~30代男性、7年間で「倍増」 その背景は?"
若者の仕事に対する意欲は低下したわけではないが、
FIRE生活を希望する人は増えている...これをどう解釈したらよいかです。
結局「仕事がつまらない」ということでは?
本来多くの人が仕事に対して元々は、
それなりの夢や希望を抱いていたと思います。
それが、自分の希望部署に配属されなくなかったとか、
パワハラ上司に当たってメンタルをやられるとか、
尋常じゃない時間外労働を押し付けられたりとかで、
仕事がどんどん嫌いになっていったのではないかと思います。
また、現代のサラリーマン組織の多くは、
一部の出世した人のみが頭を使う労働、
あとは駒のように動かされるだけ...みたいになっています。
出世しない人のが世の中圧倒的に多いので、
つまらない仕事をしている人のが世の中多いということになります。
この辺の根本的な構造を変えないと、
FIRE希望者は今後も増え続けると思います。
自己啓発書の限界
自己啓発書的な考え方では、
だからそこから一歩抜け出るためにこうすれば出世できる!
みたいな話が並んでいます。
別にその内容のすべてを否定するつもりはないですが、
ここで述べられているのは基本的には他人に勝つということです。
皆がすべて幸せになるにはどうするかと言った話ではありません。
経営者よ!FIRE生活より魅力的な職場を作れ!
なので、結局のところ、世の経営者の皆さんが、
本当に魅力的な職場を作って頂いて、
すべての従業員の皆さんが、
FIRE生活なんてばからしい、
この会社で働いていた方が数倍楽しい!
みたいな世の中にして頂くしかないのかな~と思います。
まあ、簡単な話ではないとは思いますが、
そういった視点で組織を考えて頂いてもよいのでは?と思います。
これから若年労働者はますます減っていくわけですから、
「FIRE業界」に人を取られないように、
職場を魅力的なものにするのは経営者の当然の責務じゃないでしょうか?
「仕事の意欲は衰えていないが、資産が十分になったのでFIREする」という人は見たことも会ったこともないですけどね。FIREをする人、したい意向がある人はほとんどが仕事に嫌気がさす、または激務に見合わない低給料に不満があるんじゃないでしょうか?
返信削除時々、「仕事はやりきった」みたいな事を言う人は見かけますが、「仕事の意欲は衰えていない」というのは確かに見た記憶はないですね。逆に、資産が目標に達したのにFIREしない人の中には、仕事の意欲が衰えていないという人も一定数いそうですが...
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