2024年1月17日水曜日

70歳過ぎても働きたい!は本心で言っているか?という問題について

リタイア済みの方の反論


とある60歳でリタイア済みの方に対して、
70歳を過ぎても自分は現役でバリバリ働きたい!
という意見を述べている人がいました。

これに対するリタイア済みの方の見解は

・そもそも本当に70歳を過ぎても働きたいと思っているのか疑問
・70歳を過ぎて職があるのか疑問

といったところで、自分も基本的には同じ考えです。

本当に70歳を過ぎても働きたい人の割合は?


70歳を過ぎても働きたいと言っている人は結構いらっしゃいますが、
本当に働きたいと心の底から思っている人の割合はどのくらいなのか?
個人的にも、ここのところは気になります。

年金や資産からの収入だけでは暮らしていけない人が、
70歳を過ぎて、仕事が好きで働いていると言っても、
説得力に欠ける部分があるというのが第一点です。

逆に言うと、年金や資産収入で十分生活ができるのに、
70歳を過ぎて仕事が好きで働いている人はどのくらいいるのか?

会社のオーナーとかで、いつまでも会長とか社長に留まっている人は、
このパターンに当てはまるとは思いますが、
絶対数としては少数かと思います。

自営業なんかで商売が好きで...みたいな人も多いのですが、
年金が5万円しかないという話なんかを聞いてしまうと、
商売が好きで働いているのか、年金が乏しいから働いているのか、
ちょっと外から見ている分にはわからないケースは結構あります。

50歳でもやりたい仕事は消滅しているのに


ここで、70歳を過ぎて職があるのか?という問題もでてきます。

上述のリタイア済みの方は、
AI技術の進歩等で将来的に高齢者の職が奪われることを懸念されています。

ただそもそも現時点においても、
高齢者の多くが、高齢者の方がやりたいような仕事をしているのか?
ここに重大な懸念がある気が致します。

70歳を過ぎても働きたい!と言っている方のイメージしている仕事内容は何か?
それは本当に70歳を過ぎても職に就くことが可能なのか?

ここを掘り下げて聞けば、
70歳を過ぎても働きたい!という比率がグッと減ると思うのですが、
実際問題としてはどうなんでしょうかね?
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6 件のコメント:

  1. 70歳を過ぎても働きたい方の中には、実際に地域で求められる仕事で代えがないというケース(←村のかじや的な)、仕事以外に自分の場所がないケース(←家庭には居場所なし)、年金はどうあれ商売を続けてさえいれば自宅兼商店のアレコレが経費にできて面倒が少ないケース(←伝統技能的な場合も)、地域の役割的なものを担っていてその為に外向きの商売を辞められないケース(←お祀りごととも絡む)などなどを見受けます。公務員だった方が、地域から頼まれた仕事を辞められないというのも。街全体が高齢化していますと、70代は現役です。

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    1. 例に挙げて頂いたケースでも、日常生活に差しさわりがないレベルの労働だったり、他から頼りにされているのだったら、まあ働くのも良いかもしれませんね。

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    2. 誰かに完全に使われている感じがない働き方かもしれませんです。白国在、南仏の別荘でワインを作っている同世代友人のお母様は、80歳で若い頃にやっていたルルドでの病者支援に復帰。年に数ヶ月現地で活動しておられるそうです。自分で決めて自分で動いているかどうかなのかもしれませんですね。

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    3. そういう方なら働きたくて働いているとしか思えませんね。

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  2. 高齢者の働く動機で、仕事が好きとか社会と関わるためというのが上位に来るのは世界の中で日本くらいしかないそうです。海外では生活のためというのが多数です。日本で働く高齢者は貧乏な下流老人か、十分な資産があり働く必要がない上流老人が多いという説もあります。

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    1. 私の実感としても、ハードな肉体労働を比較的低賃金でこなしている老人と、高給で指示だけ出している老人の二極分化している感じがします。

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