2024年1月6日土曜日

FIRE・孤独を恐れすぎ問題 ② 孤独は働くことで解決できる問題なのか?という素朴な疑問

孤独のディメリット < 職場の人間関係清算


私個人の孤独問題に対する今時点の意見としましては、
単に会社を辞めただけではこれまでの人間関係は清算されず、
自然体に従来の友人と付き合っていけば良いのでは?
というものであることを前項では述べました。

そもそもFIREする最大のメリットのメリットの一つは、
「職場の人間関係の清算」だと思います。

別に職場の元同僚と絶縁するのがメリットというわけではなく、
従来の上司・部下という関係性はなくなるので、
いきなり怒鳴られたり、人格を否定するような罵詈雑言を浴びせられることがなくなり、
このメリットはとてつもなく大きいということです。

少なくとも、仕事を辞めて孤独になるディメリットよりは遥かに大きいです。

そもそも職場で孤独が癒せるか?という問題


私がそもそも大いに疑問に感じているのは、
働けば孤独が解消されるのか?という問題です。

会社で素晴らしい人間関係が構築されているのであれば、
そもそも会社を辞めたいとか思わない気がするんですよね~。

私は職場のデスクの位置関係的に、
名前くらいしか知らない人に囲まれて仕事をしていた時期も多く、
結構孤立感を感じていた部分もあるので、
この辺の感覚から言うと、
むしろ仕事を辞めて孤独感が減少したとさえ言えると思っています。

単に話し相手が欲しいなら...


孤独で耐えられないので話し相手が欲しいというレベルであれば、
なにも無理して働く必要はないのでは?

私の住む共同住宅には、お話会みたいなのが月1回ありますし、
区民センターに行けば、カメラやフラダンスなどの趣味のサークルが多数あり、
随時会員を募集しています。

また、単に、喫茶店なり定食屋なりでも、
店主や常連客との交流というのはあります。

今現在では、私自身はこれらに特別な魅力は感じていませんが、
誰でもどんな話題でも良いから人と喋りたい!と将来的に思うようになったら、
これらの門を叩くかもしれませんね。

少なくとも、働くという選択肢を選ぶよりは、
良いのではないかと思います。

会社の同僚を”同志”みたいに思うなら...


もっとも、会社の同僚を同志みたいに、
同じ目的に向かって戦う仲間とか思っているなら、
状況は変わると思います。

こういう方で、プライベートで友人がいない人なら、
会社を辞めて孤独感を感じるかもしれませんが、
FIRE志望者の多くは基本的にはこういうスタンスじゃないと思うんですけど、
いかがでしょうか?

逆に言うと、ことさら退職後の孤独を強調する人は、
こういった会社での人間関係を重視するタイプが多いんじゃないか?
ついそんな風に思ってしまいますね。

4 件のコメント:

  1. 私の場合、最後の職場では同僚と折り合いが悪かったので全然孤独の解消になりませんでした。嫌な奴と一緒にいるよりは孤独の方がはるかにマシなので。FIREしたら仕事とは別に人脈をつくらなければなりませんが、私はそういうのが苦手なのでChatGPTが進化して友達のように話せるようになることを期待しています。

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    1. おっしゃる通り、嫌なヤツと一緒よりは孤独の方が遥かにマシですし、会社というのは嫌なヤツが必ずいる場所だというのが私の認識です。

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  2. 地域での顔見知りを持つのは、暮らしを維持する一つの方法で、特に高齢者にはさまざまな集いの場が用意されていますよね。今回のような発災時には、自助機能を保つ意味でも必要になると思います。時々おられるのですが、一人でいるのが気楽だから放置しておいてくれて良いというだけでは、社会に暮らす人としての責任を投げていると思います。だからといって助けない訳にはいかんだろ?です。

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    1. 私の住むエリアでは高齢者サポートはそれなりに充実している感じです。防災訓練も定期的に行われています。一人でいるのが気楽はわかりますが、適度にはこの手のものに関わることも大切だとは思います。

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