「独り身高齢男性」の大量発生リスク?
またもや、「独り身高齢男性」を問題視する記事が出てきましたね。
記事内では、仕事上の人間関係しかない人は定年後が危うく、
話し相手のいないヒマな高齢男性が、
お客様相談室に迷惑電話をするクレーマーになるかも?
みたいな論を展開しています。
確かに、スーパーやジムなどでクレームをつけている高齢男性や、
仕事と関係のない会話を店員としようとする高齢男性が多いのは事実です。
筆者は解決策として、会話する場所を増やすことを提唱していますが、
個人的にはちょっとどうかな?と思うところはあります。
サラリーマン時代は会話があったが...
特にちょっと私とは考えが異なるかな?と思ったのが、
こちらになります。
"前掲したグラフにある通り、高齢一人暮らし男性は女性よりも「仕事が楽しい」と感じる割合が高くなっています。仕事の内容自体が楽しい人もいるでしょうが、大部分は「仕事に行けば、そこで誰かしらと会話ができるから」です。高齢の一人暮らし男性は、定年退職後も、何らかの形で別の仕事を見つけるなどで「仕事場に行く私」という環境を作ったほうがいいでしょう。現役時代と同じ仕事や待遇を求めてはいけません。あくまで、老後の人生を豊かにするための環境として、自分自身を仕事場へと運ぶのです。週5日働く必要はなく、2~3日でも十分です。” (引用元) “仕事もない、話し相手もいない、やる事もない…これから日本で大量発生する「独り身高齢男性」という大問題"
そもそも私は仕事が全然楽しくなかったので、
これについて語るには不適格かもしれませんが、
仕事が楽しい理由が
「仕事に行けば、そこで誰かしらと会話ができるから」
というのはどうでしょうかね?
確かに、話をしていて楽しい人が一人もいないとは言いませんが、
それ以上に、話をしたくない人のが多かったですね。
やっと、そういう環境から解放されたのに、
またまた、上下関係のある職場に会話をしたいから戻るというのは、
個人的にはちょっと違う感じです。
早期退職者には当てはまらない...
まあ、会社が大好きで、会社の人間関係がすべてだったみたいな人は、
定年後も仕事を軸に生活した方がよいのかもしれません。
ただ、会社が嫌で早期退職したような人にとっては、
その理由がむしろ人間関係だったりするケースも多く、
記事で書かれているようなことは解決策にはならないのでは?
という素朴な疑問を持ちましたね。

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