2023年2月21日火曜日

パワハラは絶対なくならないので早期退職

パワハラ上司はパワハラの自覚がない?


橘玲氏の書いた「バカと無知」を読みました。

”きれいごと社会”の残酷な真実と帯にありますように、
あまり愉快でない真実を直視することになり、
読後はちょっと唸るような気分になりました。

その中で、パワハラについて触れている箇所があり、
ちょっと興味を惹かれたので引用させて頂きます。

"アメリカの調査では、従業員のおよそ3人に1人がハラスメントの被害を受けた経験があるという。だが困惑するのは、同じ調査で、パワハラの加害者になったことがあるとこたえたのはわずか0.05%(2000人に1人)だったことだ。     (引用: バカと無知 p20)"

これはアメリカでの調査ですが、
日本も同じようなものであるとすれば(もっとひどい気がするが...)、
パワハラの加害者側にパワハラの自覚がないのであれば、
パワハラなんかなくならないよな~と妙な納得感を持ちました。

パワハラ上司のパワハラ正当化


しかしながら、自分の関わったパワハラ上司について考えてみると、
パワハラの自覚はあった人がほとんどのような気がしますね。

とある部下を怒鳴る上司の例では、
「仕事なんだから厳しさが必要」
と、部下を怒鳴ることを正当化していました。

また、休日に部下に電話をして説教するなどパワハラガイドラインで禁じていましたが、
仕事が忙しくて土日くらいしかお前らの書類をチェックできない!
と、これまたパワハラを正当化していました。

この手の上司に共通しているのは、
自分のパワハラは仕事の為にやむを得ず、
みたいな感じで正当化していることでしょうかね?

パワハラホットラインは役に立たない


会社にはパワハラホットラインみたいなのもありましたが、
実際に機能していたとも思えませんね。

こういったところに相談するには、
自分か上司がどちらかが辞める覚悟で!という印象です。

いずれにしましても、
パワハラの自覚なくパワハラをする人、
パワハラがやむを得ないと考える人、
こういった人がいる限りはパワハラはなくならないですからね...
この手の話を目にするたび、
私は早期退職して良かったと思いますね。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村

6 件のコメント:

  1. こんにちは。
    我が社ではハラスメント研修というのがありますが、研修後に「俺のことか?ガハハ!」と笑っている人を見たこともあります。
    ジョーク的な感覚だったのでしょうが、現実の問題として知識として知っていても何を求められているのかは分かっていない人は多いのだろうと思っています。

    返信削除
    返信
    1. 私の会社でも、パワハラの加害者が被害者に「パワハラをするな!」みたいな研修をやっていてドン引きしたことがあります。おっしゃる通り、何を求められているかが全く分かっていない人が多いということでしょうね。

      削除
  2. 海兵隊みたいな組織で、ちょっときびしちいように見える指導を受けただけでパワハラだーーっ!と騒ぐ人々は脇に置いて。
    組織内でパワハラっているヤカラの多くは、自己愛性人格障害者と見ています。もっとNPDについての情報が社会に広まって、被害者が力をつけられるよう願うところです。

    返信削除
    返信
    1. パワハラ被害者に不利益が及ばないというのは、現実問題として難しい印象です。暴力沙汰にでもならない限り、結果的にうやむやになるケースが多いですからね...

      削除
    2. パワハラ加害者側が社会から相手にされなくなるというのが一番のぞましい感じかと思っておりました。孤独な元加害者の行く末・・・思い知れないままの人がほとんどかと思われますが、いずれにしろ孤独です。

      削除
    3. あの態度では定年後は誰にも相手にされないだろう...という人は何人か思い浮かびますね。会社のOB会に必ず参加するタイプに多そうです。

      削除