2023年2月11日土曜日

FIREは計算の話?いやいや本当に仕事を辞めての話でしょう!

FIREはあくまで計算の話


厚切りジェイソンさんがFIREについて語っていることで、
ちょっと気になるものがありました。

"僕が言うFIREはあくまでの計算の話で、支出×25(倍)の総資産があれば達成だと思っている。芸能活動やITの仕事などまだ色々なことをやっていて、収入が止まったわけではない。今FIRE卒業と言っている方々は収入を完全に止めていた人なのかなと感じているが、僕としては“自由になった”という気持ちのことだ"  (引用元) ““FIRE達成”の厚切りジェイソン「収入は止めていない。あくまで計算上の、“自由になった”という気持ちのことだ」"
厚切りジェイソンさんはFIREを「計算の話」と言っており、
支出×25の総資産があれば、気持ち的に自由になれると主張されています。

厚切りジェイソンさんの言わんとすることはわかりますが、
私にとってのFIREとは随分と考え方が違うな~と思いましたので、
その点について述べてみることに致します。

資産があれば仕事をしていても自由か?


「支出×25の総資産があれば自由」という理屈をそのまま当てはめれば、
私のサラリーマン時代の後半5年くらいは自由を感じていたはずですが、
全くそのような感覚はありませんでした。

資産が多少あったところで、
つまらない仕事が面白くなったり、
上司に怒鳴られても全く気にならないとかはありません。

逆に、厚切りジェイソンさんのように、
ITでも芸人でも成功している方にとっては、
資産のあるなしに関係なく好きなことをしているから満足しているのでは?
という風に思ってしまいますね。

FIREは本当に仕事を辞めてから


それなりに好きな仕事で成功をして、
さらに運用でも好成績をあげてFIREレベルまで資産が達成できれば、
好きな仕事にも更に邁進してと、
良い方向でのスパイラルができるのではないか?と思います。

一方私のように、
好きでもない仕事をそれなりに一所懸命やって、
やっとこさFIREできるまで資産を貯めたのなら、

「さあこれからは好きな仕事だけやっていくぞ~」

とはならないと思うのですよね。

なので、FIREは私にとっては計算の話というよりは、
本当にFinancial Independenceを達成できて、
Retire Earlyをして初めてFIREなんだと言いたいですね。

充分な資産がなくて会社を辞めたり、
充分な資産があっても未だサラリーマンだったりは、
私にとってはやはりFIREではないよな~
ということを改めて思った次第です。


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8 件のコメント:

  1. 仕事が出来て仕事好きな人ならそりゃ計算の話になるだろうけど、仕事が嫌で仕方がない人もいますからね。私は仕事で嫌な目にあった方が多いので仕事を始めても嫌な気分にすぐ負けてしまいます

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    1. 私も自分がしていた仕事は嫌で仕方なかったです。なので、この手の話をするときは、現状の仕事のスタンスを明確にして頂きたいと思っています。

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  2. 厚切りジェイソンはCoast FIREじゃないですかね?
    ただ、芸能活動やITなどで労働収入を得ているのなら、そもそもRetire Earlyと言うのはおかしい気がします。
    逆に労働収入がないのにセミリタイアと言うのも変な感じがします。

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    1. ご指摘の通り、厚切りジェイソンさんは分類上はCoast FIREかと思いますが、普通に働いているお金持ちとの違いがよくわからないところです。セミリタイアについては、私はポイ活でも何でも、多少の収入があればセミリタイアで良いと思っています。

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    2. 何かの収入があればセミリタイアでは、年金生活者だってセミリタイアになりますから、完全リタイアは誰もいなくなると思うんですよね。
      それに、ジェイソン氏と普通に働いている金持ちとの違いと同じく「本人の気持ちの問題」になってしまうので、私としては不労所得をセミリタイアと言うのはちょっと違うと思っています。
      FIREはそのあたりが曖昧ですが・・・

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    3. ある程度主体的に動いてお金を得ようとしているのなら、とりあえずはセミリタイアで良いと個人的には思います。収入源が年金・配当・金利だけだと、確かにセミリタイアというよりは完全リタイアとした方が良いとは思います。

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  3. 厚切りさんはFIREのREがなされていないと思っておりました。[資産があってなお少しばかり働いての収入があり]を条件にすると、商店主のおじいさんなんかはFIRE者が多いように見えます。そして、年金、配当、金利などの収入がメインで暮らす高齢者の中にも、社会的繋がりが多く、それなりの活動で貢献しているような方々(わからないけど江戸町火消しとか、社会福祉系の仕事とか←現金収入は少しばかり)な方々は、FIREと捉えておりました。と、考えるますと、日本旧来多くの高齢者はFIRE。日本はFIRE先進国じゃん!という気分になりましたわ。

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    1. FIREの定義を色々と考えていくと、自分がFIREしている自覚の全くないFIRE生活者は結構多い気がしますね。

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