2023年2月24日金曜日

”みずほ銀行初任給アップ”のセミリタイアへの影響

みずほ銀行新卒初任給5.5万円アップ


みずほ銀行が新卒初任給をアップさせたことが話題になっています。
その金額は26万円ということで5.5万円もアップします。

私が35年くらい前に就職した時、
大手都銀に入行した同期の初任給は13.3万円くらいだったと記憶しているので、
ようやく当時の倍くらいなった感じですね。

賃金の全体的な底上げになるのか?


今回の賃上げは、優秀な人材を確保する為とのことで、
入行数年以内の若手の賃上げも検討し、
新卒との賃金が逆転しないようにするとのこと。
これは裏を返せば、中堅以降の社員の賃上げは行わないとも読めます。

初任給5.5万円アップと聞けばかなり大きいですが、
給与水準の高いメガバンクの一般社員にとっては、
それ程大きい数字ではないのでは?

また、今回の初任給アップで、新入社員100人当たりで、
∴ 5.5万円 × 12ヶ月 × 100人 = 6,600万円
となります。

この程度の金額であれば、
年収1,500万円程度の社員を5人リストラすれば捻出できますし、
給料の高いゾーンの社員の昇給を抑えることでも、
難なくこの程度の費用は捻出できます。

給料アップできるならさっさとやっておけ!という批判はありますが、
今回の初任給アップが全体的な賃上げにつながるのかをよく見る必要があると思います。

セミリタイアへの影響


いずれにしましても、初任給アップの流れによって、
20代で貰える賃金は増えそうですので、
それほど長く働くつもりのない、最初から早期退職を狙う層には、
セミリタイア資金を早期に確保できるチャンスかと思います。

また、若手の給料アップのしわ寄せが中高年に及ぶ場合、
中高年の仕事への意欲は大きく減退する可能性があり、
だったら会社を辞めようか...という層も一定程度増えそうです。

すでにセミリタイアした層にとってみると、
賃金アップからのインフレが怖いところですが、
この分を運用益でカバーできるかがポイントでしょうか?

個人的にはインフレによって年金支給水準がどうなるか?
この辺が気になりますが、
年金の実質的な減額リスクなども含めて色々と考えていきたいと思います。

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