仕事そのものは嫌いではない?
セミリタイアやサイドFIREという選択をする方の中には、
「仕事そのものは嫌いではない」
という類の主張をされる方も多いです。
実際に、完全FIREできるだけの資産を持ちながらも、
自分のペースで仕事を続けられている方などは、
ある種の理想的な生き方と言えるかと思います。
ただ、サラリーマンの「仕事」の性格上、
サラリーマンの仕事の延長線上で考えると、
それは非常に難しいのではないかと思いますね。
正社員の仕事と派遣の仕事
私は経理関係の仕事が長かったわけですが、
経理の仕事そのものは嫌いというわけではありません。
ただ「嫌いではない経理の仕事」というのは、
ある程度の知識を要する仕事であり、
判断力を伴う仕事ということが言えます。
別に、伝票を仕訳ける作業や
数字をひたすらインプットする作業が好きなわけではありません。
ただ判断力を伴う業務を扱うには、それなりのポジションに行く必要があります。
そうなると役職者としての会社全体の仕事もあるし、
会社の人間関係にどっぷりと浸かるということになり、
そちらの嫌さ加減は仕事のやりがいなどを簡単に上回ってしまいます。
それでは、派遣などで人間関係に巻き込まれない仕事につけば...
という考えもありますが、そうなると、単純な作業が中心で、
肝心の仕事の面白味的な要素は相当小さくなります。
この辺のことを慎重に検討していくと、
私がセミリタイアなりサイドFIREという形で定期的な仕事をするならば、
「嫌いではない仕事」につける確率はほぼ0%ではないか?
という風に思えるのですよね...
実際はどんな仕事をされているのか?
実際問題として、サラリーマン時代にそれなりのポジションだったと思われる人が、
週に何日かだけ派遣社員的な働き方をされていて、
完全リタイアよりも充実した生活である旨を語られていますが、
私的にはどうもピンとこない感じなのは、
上記で述べた理由によります。
派遣社員ながら、何か困ったことがあると若手の質問にサッと答えて、
若手正社員から一目置かれる存在となっている...
とかなら充実しているというのもわからんでもないですが、
具体的な仕事内容というのがちょっと気になるな?
と思った次第です。
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「嫌いではない仕事」って、言ってみれば「ペーペーで入ったおっさんがイバれる仕事」って事ですよね?
返信削除それはヘッドハンティングとかコネでなければ無理でしょう。
仕事はみんなでやるものですから、伝票を仕訳ける作業や、数字をひたすらインプットする作業だって重要です。
どんな仕事をされているのか?と言うより、与えられた仕事を一生懸命こなして社会に貢献する事に喜びや充実感を感じているのだと思います。
一目置かれたいとか自分の意見を主張したい気持ちが強いと、周りと馴染めない可能性が高いので働かない方が無難でしょうね。
私は威張るのも威張られるのも嫌いです。
返信削除なので、若者に威張りたいと思ったことはないですし、また、自分より若手の社員の威張られるのもイヤです。
嫌いでない仕事のイメージとしては、まがりなりにも20年以上働いてきた知識や経験を活かせる仕事と考えるのですが、セミリタイア後の仕事としては極めて難しいのでは?というのが私の意見となります。正直、どんな仕事でも良いから働きたいとは全く思っていません。