2022年9月17日土曜日

「配属ガチャ」ではなく詐欺的採用が問題

「配属ガチャ」ハズレで早期退職?


配属ガチャへの不安から内定辞退や早期退職につながるケースが増えているそうです。

"マイナビが15日、「配属ガチャ」に関する意識調査を発表しました。「配属ガチャ」とは、新入社員として入社後、希望する職種や勤務地に配属されるか分からない、という意味で使われる言葉です。
調査結果によると、多くの就活生が「配属ガチャ」に不安を抱えていて、54.9%と半数以上が、配属先は「職種も勤務地も自分で決めたい」と回答しました。「配属ガチャ」への不安が結果的に、内定辞退や早期退職につながるケースもあると分析しています。"  (引用元) 「配属ガチャ」不安で内定辞退や早期退職も 就活生55%が「職種も勤務地も自分で」……マイナビ調査"
私も”外見的”には「配属ガチャ」にはずれた結果、
最初に勤めた会社を10年と経たずに辞めていますので、
彼らの気持ちはわかるのですが、
今冷静に振り返ってみますと、
この問題は配属先はガチャではないことかと思っています。

希望部署への配属可能性は0%


例えば、A社というメーカーがあるとします。

A社には花形部門であるB部門と、
斜陽部門であるC部門があるとします。

A社の採用は一括で行い、
配属先がB部門になるかC部門になるかわかりません。

この場合、新卒で採用される人の大部分がB部門を希望すると推測されますが、
当然のことながらC部門に配属される人も多々いるわけです。

この採用が本当にガチャで決まるのであれば、
誰でもB部門で働く可能性があるわけなのですが、
実際問題は、一流大卒だったり強力なコネがある人がB部門に配属され、
そうでない人がC部門に配属されるのが一般的ではないでしょうかね?

私が問題だと思っているのは、
最初からC部門に配属させるつもりで、
B部門への配属も十分チャンスがあるといって採用したら、
それは詐欺と言われても致し方ないのでは?
ということです。

実は配属ガチャにはこの手の問題が横たわっているのでは?
というのが私が持っている疑念です。

ものわかりの良い人が多い


ニュース記事のヤフコメを見ていると、
大企業側に立っているコメントが多くてちょっとビックリです。

私も、大企業に就職してすべてが社員の希望通りに行くべきとは思いませんが、
希望と現実の乖離幅が大きすぎるのは大問題だと考えます。
ましてや、最初から希望を叶える気がないで採用するなど論外です。

そして、この乖離幅が大きければ社員も定着せず、
結局、大企業側にも不利益が生じると思うのですが...

ちなみに、私が最初に勤めた会社も、
今では職種別採用になっているそうなので、
私のように市場部門を希望して個人営業に回されるという人は今は皆無で、
制度的には色々と改善が見られるようです。

まあ、ヤフコメなんかには、希望していない職種でも、
実際やってみたら以外な適正を見つけたという人もいますが、
私は嫌な仕事は最後までとことん嫌でしたからね...

そうなったらとっとと転職するか、
しばらく我慢してお金を貯めてセミリタイアするか、
という選択肢しか私には思い浮かばないですね。


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