本人が失敗と言っているなら失敗?
前項までで、セミリタイアを失敗を名乗る人の多くが、
・実際にはセミリタイアしていなかった
・実際には失敗と言えるほどひどい生活をしていない
といった状況ではないか?という私見を述べさせて頂きました。
繰り返しになりますが、
10年単位で資産形成を計画し、
その間にセミリタイアについてじっくりと考えた結果の早期退職で、
セミリタイア生活に入る場合、
そう簡単に失敗するということは考えにくいと思います。
ただし、本人が失敗と言っているのだから、
それは失敗では良いではないか?
というご意見もあろうかと思います。
私自身も、セミリタイア失敗と言っている方に対して、
いやいやそれは違いますよ!などと議論を吹っ掛けるつもりはありません。
個々のケースで見て行けば、
本人が感じることがすべてであり、
私などが見ると全然失敗していないケースでも、
ご本人は全く違う感じ方をされているということですから。
多くの人は結果しか見ない
しかしながら、多くの人は「セミリタイア 失敗」というワードを多く目にすれば、
やはりセミリタイアは失敗するケースが多いのだな...と思ってしまいます。
個々人の細かいセミリタイア失敗の内容をトレースすることなく、
せいぜい「セミリタイア生活の退屈に耐えられない」
「セミリタイア生活は生活に張りがない」
などいったサマリーを読む程度で、
何となくセミリタイア生活の多くは失敗するものという印象を持ってしまう...
そんな可能性も高い気がします。
統計を取ったらセミリタイアは失敗が多い?
仮にどこかの出版社とかが、
”セミリタイアをした人1,000人に聞きました”
なんて調査をしたと仮定すると、
今のゆるいセミリタイアの定義では、
かなりの人がセミリタイアは失敗だったとか、
セミリタイアしなければ良かった!
なんてことを言いそうなのですが、
それが一般的なセミリタイアを実態を表しているかと言うと、
どうも違うんじゃないかな?という懸念はありますね。
まあ、忙しい人がネット記事をチェックする場合、
8割以上はタイトルしか見ないんじゃないかと思いますので、
セミリタイアに限らずですが、
ネット記事のタイトルの印象操作に惑わされないことが重要な気がしますね。
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