サイドFIRE研究 ④ 「好きな仕事で稼ぐ」のハードルは高い

サイドFIREの理想形

「サイドFIRE」の理想的な形のイメージですが、

・そこそこの資産を保有

・好きな仕事で稼ぐ

・仕事に割く時間は最低限

といったところかと思います。

いざとなったら働かなくても良いだけの資産があれば、

仕事からの収益を充てにする必要もなく、

本当に気の向くままに仕事をすれば良いということになるので、

理想的な人生と言えるかと思います。

しかしながら、

「いざとなったら働かなくても良いだけの資産」

を築くには相当な時間がかかりますので、

好きな仕事で稼ぐ方に重点を置き、

早めにサラリーマンを辞める方向へ舵を切る人が多いかと思います。

「好きな仕事で稼ぐ」のハードルは高い

例えば、FIRE後の生活費を年間200万円を見込むとすると、

4%ルールに従うと5,000万円の資産が必要となります。

これでは実現するのに時間がかかる為、

半分の2,500万円に到達したらサイドFIREと言う形でサラリーマンを辞める！

という人生計画の場合、資産収入と労働収入がそれぞれ年間100万円となります。

「年間100万円を好きな仕事で稼ぐ」と言うのは、

これをブログやYouTube等で達成しようとするとなかなかのハードルです。

月に8万円も稼いでいる方はどのくらいいらっしゃるのか...

それなりの金額を稼いでいる方の中には、

サイドFIREと呼ぶには随分と長時間働いているのでは？

と思われる方もいらっしゃいます。

また、好きなこととは言え、仕事にはそれなりに責任も伴いますので、

ストレスなしの生活を過ごすことができるかという問題はあります。

仕事の収益は気にしないレベルが良いのでは？

早めにサラリーマンの激務から解放されて、

好きな仕事をしながらのんびりと暮らすというのは理想ですが、

冷静に考えると結構なハードルの高さがあると思います。

上記の例を逆の視点から見てみると、

下記の2つのどちらが簡単かを考えてみればわかります。

① 2,500万円貯めた人があと2,500万円貯める

② 2,500万円貯めた人が月に10万円好きな仕事で稼ぎ続ける

個人的には①のが簡単そうですが、

一部の人にとっては②かもしれません。

ただ、「好きな仕事」と言っても、

10～20年もやっていると飽きるかもしれませんし、

そもそも同じ水準で稼ぎ続けることは相当な困難が伴うのでは？と思います。

私個人の意見としては、一部の才気あふれる人以外は、

退職後の稼ぎはあまり当てにしない計画の方が良いのでは？

といったところになります。

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