早期・希望退職募った上場企業が倍増
コロナの影響もあるでしょうが、今年度のリストラは容赦なく進んでいます。
"2020年上半期(1-6月)に早期・希望退職者募集を実施した上場企業は41社(延べ43社)で、すでに2019年1年間の件数(35社)を6社上回った。2019年同期比(18社)では2.2倍増と急増している。"
これ以上の速度でリストラが進んでいるとみるべきでしょうね。
リストラ & 給与カットを想定する
私が勤めていた会社は早期・希望退職者の募集はやりませんでしたが、
給与カットは果敢に行っていました。
また、昇進を遅らせるという形での給与抑制策もさりげなく実行していましたね。
この辺を含めて考えると、サラリーマンの人生設計では、
以下の二点に留意する必要があるのではないかと思います。
① 40歳頃にリストラされるリスク
② 給与が全く上がらないリスク
①について言えば、今のところはリストラ対象は40歳過ぎになっていますので、
20歳頃から働き始めて約20年間が勝負となります。
ここでいう「勝負」は仕事を頑張るのではなく、
「資産形成」を頑張るということですね。
理想は20年間でセミリタイアできるだけの資産を築くことですが、
少なくとも10年分の生活費は確保しておきたいところです。
10年分くらいの生活費が確保されていれば、
急なリストラにも何とか対処できるのではないかと思います。
と言うのも、このくらいの資金さえあれば、
残りの人生はバイトだけでも食つなぐことができそうだからです。
問題は②の給料が上がらないという問題です。
新人時代から給料がほとんど上がらないとすれば、
20年間働いてもセミリタイア資金を貯めるのは困難です。
仕事がきつくて給料が上がらない場合は転職を、
仕事が暇で給料が上がらない場合は副業を、
この辺をベースに考えた方が良いかと思います。
資産運用に過度に入れ込むのはお勧めできませんね。
投資は損をすることもありますから...
長期的なキャリア形成は困難な時代
2019年は黒字企業が余裕のあるうちに
リストラを実行するパターンが多かったですが、
2020年のコロナ・リストラは赤字企業がなりふり構わず!
というケースが多いようです。
まあ、ちょっと前まで人手不足がどうしたと言っていたのが、
コロナ解雇だ派遣打ち切りだと急転直下です。
いずれにしましても、長期的なキャリア形成が見通せない時代ですね。
そうなりますと、早めの資産形成で足場固めが第一ですかと思います。
私の現在の立ち位置を言えば、
自分は何とかうまく逃げ切れたかな?という安堵感と、
もう少し早く気づけばよかったという後悔が交差している状況ですかね?
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