2020年4月26日日曜日

コロナショックによる仕事量 × 収入の変化をパターン分析してみた

仕事量 × 収入のマトリクス


多くの人がコロナショックで仕事に影響が出ているかと思います。
この辺の影響を仕事量と収入という観点から見てみたいと思います。

  
仕事
  
増加
変わらない
減少
収入
増加
変わらない
減少

上記はコロナショック後に仕事と収入がどう変化したかの類型を表したものです。
全部で9パターンあります。

今、世間で問題視されているのが、⑦~⑨の収入減少パターンです。
その最も不幸なのが⑨に位置する方々で、
究極的には仕事が0、収入も0となるパターンです。
補償の問題が生じるのがこの方々ですが、
どこまで行政が補償するのかは非常に難しい問題かと思います。

それにもかかわらず、ただ「補償しろ!」
とだけ言う人が多いのはちょっと気がかりです。

④~⑥は典型的には公務員の方々。

例えば、公務員でも医療関係の方は死ぬほど忙しく働かれており、
中には残業代で多少は報われる方(①)もいるかもしれませんが、
多くの方は収入は変わらずかと思われます(④)。

一方、閉館中の公共施設にお勤めの方などは、
仕事は明らかに減っているでしょうが、
収入は変わらないでしょう(⑥)。

この辺を良く考えると、公務員は給与が減ってないから...
と、公務員を一律で叩くのはちょっとどうかと思います。

一方、コロナ特需で潤っているのが①~③に属する方々。
特殊なパターンとして、会社としては儲かっているが、
自分が属するショールームなどが閉鎖で仕事が激減、
給料はアップなんてパターンもあるかもしれません(③)。

私が会社を辞めてなかったら...


私が会社を辞めていなかったら、
恐らく④のパターンになっていたかと思います。

コロナで工場を停めることはない一方、
営業が在宅勤務になるとばっちりで、
電話番などの仕事が増える可能性が高いからです。

ただ、以前の同僚からチラッと聞いた話では、
出社する人をローテーションで回すことも一部ではやっているようなので、
仮にそうなるとすると⑤ or ⑥になっていたかもしれません。

危機に強い職業が明確に


ざっくり言えば、④,⑦,⑧,⑨が今回のコロナショックで損した人。
⑤は影響なし、①はケースバイケース。
②,③,⑥はむしろ得している人々。

極端な話で言えば、
③の中には家にいるだけでお金を貰っている人もいます。

ただこればっかりは、狙ってそうなったわけでもないでしょうから、
文句を言ってもしょうがないところかと思います。

そうは言っても、こういった危機的状況に陥った際に、
強みを発揮する職業、そうでない職業があるということが、
これまで以上に明確になったのではないかと思います。

私が今回のコロナショックで痛切に感じているのは、
極めてリスクの高い人生を送っている人がものすごく多いということ。

やはり人生、ローリスク・ミドルリターンくらいがちょうど良いのかな?

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