アフターコロナ ~ 不況長引く説は正しいか?~
コロナ流行の収束が未だ見えない中、
エコノミスト達は早くもコロナ収束後の世界経済を論じています。
「リーマンショックを超える不況がやってくる」
「不況は長期化する」
と言った物騒な予想が飛び交っています。
私の資産は円預金が中心であるため、
日本円の価値が大幅に毀損したり、
預金封鎖が起こらない限りは、
セミリタイア生活継続そのものが絶たれることはないかと思いますが、
キャピタルゲインや配当収入が減少することによって、
セミリタイア計画のダウングレードを迫られるリスクはあります。
本当にリーマンショック越えの大恐慌が起きるのか?
リーマンショック時の教訓を生かし、
各国政府の協調が奏功し思ったより軽症ですむのか?
この辺は予断を許さないところですが、
不動産価格の下落は避けられないような気が致します。
「不動産価格が下落するのは当然」に見える
私がサラリーマン時代には東京都心部で働いていました。
「東京オリンピックに向けて」
というスローガンの基だけかどうか分かりませんが、
恐ろしい勢いで再開発が進んでおり、
大型のオフィスビルやホテルが次々と建設されていました。
その状況は目下も継続中かと思いますが、
当時から素人目からも疑問に思っていたのは、
「このビルって本当にテナントが全部埋まるんだろうか?」
という事です。
日本経済が加速度的に成長しているわけでもないのに、
都心のオフィスビルの需要がそんなにあるのか?
こんなバカ高い家賃を払える企業がそんなにあるのか?
ホテル需要に関しては、
当時は東京への出張者がホテルを取れないので、
急な出張は無理という状況が継続していたのですが、
これが未来永劫続くとは考えられないな~
私は不動産の専門家でも何でもないですが、
このようなシンプルな感想を持っていました。
コロナ在宅勤務がとどめを刺す?
今回のコロナショックで広まりつつある在宅勤務。
満員電車に乗らなくてもよいは、
仕事効率は上がるはで良い事ばかり。
そもそも目の前に上司がいないだけで、
作業効率は確実に20%はアップします。
都心にバカ高い家賃を払ってオフィスを構える理由は減りました。
これによって都心のオフィス需要は減少が見込まれそうです。
ホテル需要についても然り。
わざわざ高い交通費を払って、
地方の倍以上の値段のホテルに泊まる意味があるか?
出張も大幅に減少するとなると、
ビジネスホテルは今後厳しい時期を迎えるかもしれません。
不動産不況が景気回復の足を引っ張る?
個人的な雑感的見通しですが、
実体経済は自粛の反動もあり、
早めに回復する可能性があるとしても、
不動産市場の長期低迷は継続し、
それが経済の回復の足を引っ張る可能性があるのでは?
そうなるとリーマンショックというよりは、
バブル崩壊の時に近い感じなのかと思います。
いずれにしましても、経済冬の時代に備えることは急務のような気がします。
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