2025年2月26日水曜日

FIREに関する”称号”的なもの ~ 富裕層・食費月1万円 ~ について

富裕層という”称号”を維持したい?


先般、1億円でFIRE達成したけど仕事は辞めない人と言うのは、
ただの1億円持ってるサラリーマンと何が違うのか?
という記事を書きました。

その理由としては、1億円あればいつでも会社を辞められる、
だから仕事でゆとりが生じるのではと推測、
しかし、サラリーマンである以上、そのゆとりに限界はあるのでは?
という疑問を呈しました。

またこれ以外の理由としてネットでよく見かけるのが、

富裕層というポジションを維持したいから!

というものがあります。

野村総合研究所の定義によれば、
純金融資産保有額が1億円以上5億円未満の世帯が富裕層であり、
これが一種の”称号”のような役割を果たしており、
この称号は何としても失いたくない!
というような話なわけです。

ただ、もし本当に富裕層というポジションをキープしたいがために、
サラリーマンを辞めないとか極端な節約生活を過ごすのであれば、
ちょっと本末転倒な気が致します。

低資産・低消費・節約にも称号が!


資産1億円で富裕層をキープしたいというのは、
アッパーサイドの称号とも言えますが、
ダウンサイドにも称号的なものがあります。

例えば、

・資産500万円でFIRE達成
・年間100万円で生活
・食費が月1万円以下

といったものです。

資産500万円でFIRE達成は、
実質的に仕事をされている方がほとんどなので置いておくとして、
結構な資産をお持ちにもかかわらず、
年間100万円以下とか食費月1万円以下にこだわり、
我慢比べみたいな生活をしているのであれば、
こちらも本末転倒ではないかと思います。

ナチュラルな生活の結果?


とは言っても、当事者の方々からは、
普通に生活した結果、富裕層をキープしているとか、
食べたいものを食べた結果、食費が月1万円に納まっているのだ!
といった反論がでてくるかもしれません。

それならそれで全然良いとは思いますが、
ちょっとでも上記のような”称号”に引っ張られて、
生活スタイルが変わっているのであれば、
それはあまりよろしい方向性ではないかと思います。

私自身は資産管理も支出管理も結構どんぶり勘定なので、
あまりこういったものに引っ張られることはないですが、
時々、「富裕層」とかいうワードに反応してしまうことはなくはありません。

この辺りは引き続き気を付けて、
自分なりの生活スタイルを崩さないようにしなければ!
と思いますね。

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4 件のコメント:

  1. ですわよねー。そもそも富裕層称号にしろ、低コスト称号にしろ、お金や外から与えられる価値みたいなものに支配されている段階で、FIRE語れるのかしら?と申しあげたいところもありますわ。ぜんぜん自由になられていないじゃなぁい?みたいな。

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    1. 富裕層と野村総研に認定されたからどうなの?というのが基本にありますね。おっしゃる通り、自由から遠ざかっている気がします。

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  2. 現実問題として、FIREすると富裕層に見られたいという気は起きないと思います。自分が必要と思うものだけ買えば満足できるし、富裕層に見られると犯罪者に狙われるから良いことはありません。今後日本も貧困層、外国人の流入で治安が悪化するという予想がありますし。

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    1. 私生活で富裕層に見られるメリットはご指摘の通りないかと思います。ただ、自己満足的なもの、または、匿名でのブロガーやYouTuberとしてだと若干話は変わるのかな?と個人的には思います。特に、YouTubeなどではそういった風に解釈できる動画を見ることがあります。

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