生涯労働時間という視点
サイドFIRE志望者の動画・ブログなどを見ていても、
何歳まで働くのか?結局、総労働時間はどのくらいなのか?
この辺りが明確になっていないケースが多い気が致します。
この辺をザクっと計算しますと、
例えば、40歳でサイドFIREに入り、
時給1,000円で月50時間、65歳まで働くと致します。
となると、
∴ 50時間 × 12ヶ月 × 25年間 = 15,000時間
となります。
サラリーマンの1年間の労働時間を2,000時間と仮定致しますと、
15,000時間というのは7.5年間分に相当します。
サイドFIREと言うと片手間で働いているイメージがありますが、
25年間の間に7.5年も働いているとなると、
イメージもかなり変わってきます。
サラリーマンで効率良く稼ぐ方が良い?
また、これを年収ベースで見るとまた違った景色が見えてきます。
月に5万円稼ぐということは年間60万円であり、
上記の例で25年間働くとすると、
∴ 月5万円 × 12ヶ月 × 25年間 = 1,500万円
となります。
これだと、年収500万円の人なら3年間分の給料だし、
年収1,000万円の人なら1.5年分です。
サラリーマンの平均年収くらい稼いでいるのであれば、
サイドFIRE的に働くよりも、
もうちょいと我慢してサラリーマンを継続、
そして完全FIREを目指した方がよくないか?
というケースが多いように思えます。
サイドFIREが向いている人
となると、サイドFIREが向いている人と言うのは、
私の視点から見ると以下の2つかな?と思います。
① 短時間労働でも稼げる特殊スキルを持っている
上記は時給1,000円の例を取っていますが、
レアな資格を取得しているとかの理由で、
時給が数千円で仕事はいくらでもあるというのなら、
ここでの前提はすべて崩れます。
何となくそれっぽい人はネットでは見かけますが、
身バレ警戒なのか、その他の理由なのか、
具体的な仕事内容をぼかしているケースが多く、
具体的にどんな仕事なのかは私なんかにはわかりませんが...
② 本業の給与水準が低い
上記の前提は、普通の正社員サラリーマンであれば、
時給換算するとバイトより遥かに良いことです。
なので、ブラック企業などで、
実質の時給が1,000円以下になるとかあれば、
サイドFIRE的に働くのはありかと思います。
ただその場合でも、普通の会社にまずは転職するためのアクションを
とった方が良いと思いますが...
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