2024年10月9日水曜日

JTCの企業風土はむしろ悪化 ③ 会社理念(建前)と実態(本音)の壮絶なギャップ

CSR重視の企業が増える


最近はCSRを重視する企業が増えています。
また、企業理念をアピールする企業も増えており、
これらの企業のCMなんかを見ていると、
営利企業なのか非営利の慈善団体なのか一瞬わからないこともあります。

この事自体が悪いことだというつもりはありませんが、
会社が本当にこのような崇高な理念で動いているのか?
ちょっと疑問に思うことはあります。

強引な営業は鳴りを潜めているのか?


例えば、以前のような違法すれすれの強引な営業というのは、
著名企業では鳴りを潜めているようには思えます。

しかしながら、最高益を毎年更新しているような企業が、
下請けに適正な金額を支払っているのか?であるとか、
大手金融機関で顧客第一主義を謳う企業が、
バカ高い手数料の金融商品を売り歩いていないか?
といったようなことを考えていくと、
前述のご立派なCSRアピールだとか企業理念はどこにいったのだ!
と思わざるを得ないケースが多々見られます。

建前と本音のギャップ


そして、今も昔も評価的なものというのは、
結局のところ数字(予算・ノルマ)を達成したかどうか?
というところに行きつくかと思います。

営業会議などで、数字が未達で叱責の声が飛ぶのは多々経験しましたが、
「これでは当社の企業理念を達成できないではないか?」
みたいな叱責は一度も聞いたことがありません。

こういった会社理念と現場での仕事のギャップというのは、
企業のCSR経営みたいなものを重視する傾向が強まること、
その逆にビジネス環境は厳しくなっていくことから、
個人的な印象では益々広がっていくのではないかという気が致します。

立派な理念の元、実際は数字命の激烈な営業スタイル...
こういった企業で働くのは精神的にもかなりしんどいんじゃないでしょうかね?


4 件のコメント:

  1. 会社理念って、理念に従って社員に頑張らせるというものしか見たことないです。社員に安定、充実した私生活を送ってもらうことを願った会社理念って一度も見たことないです。

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    1. 従業員にとって魅力的な会社理念というのは確かにないですね。結局、会社の為に働かせるスローガン的なものになってしまうのだと思います。

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  2. 人に対する直接的サービスを提供するような現場では、組織の目的をはっきりさせて、自身の働きが何の為かを落とし込む必要があって、企業理念みたいなものをスタッフそれぞれに掘り下げてもらう=自分のものにして整理する必要があったりします。でないと、お金を得る為だけのサービスになり、質がぜんっぜん上がっていきませんのでね。要は、行いに意味をつけるのですが、数字を追いかけるだけに勝手に運用するな、ですわよね。

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  3. 企業理念に共感して就職したものの、実際は数字数字!みたいな環境だとやる気を一気に失うのでは?と思います。こういった状況に陥っている人は結構多いのでは?というのが個人的感想です。

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