2024年10月11日金曜日

JTCの企業風土はむしろ悪化 ⑤ パワハラ・セクハラの"加害者"にされるリスク

企業のパワハラ・セクハラ対策は十分か?


JTCともなれば、パワハラ・セクハラのガイドラインは設定されており、
何かあれば相談窓口に通報できる体制になっていると思います。

それでは、それでパワハラ・セクハラは根絶されているかと言えば、
そうはなっていないのが現状ではないかと思います。

ここからは私の経験を中心に論じたいと思います。

相変わらず横行するパワハラ


企業努力の効果もあってか、暴力をふるうとか大声での恫喝とか、
明らかなパワハラは確かに減少しているかと思います。

ただし、過大なノルマであるとか、
土日にまで仕事をせざるを得ない状況を作るとか、
私個人としては恫喝と解釈できる叱責など、
職場の雰囲気的なものはパワハラガイドライン設定前よりよくなったか?
この辺りは疑問と言わざるをえません。

一方、明らかに怠慢な勤務態度を注意しただけで、
「パワハラだ!」などと訴えられる理不尽な事態が発生することがでてきました。

セクハラの冤罪リスク


セクハラについては、上司がその地位を利用して部下を誘うといった、
明らかなセクハラの事例はごくたまにありました。

ただもともと、上司が女性の肩に手を置くとか、
そういう類の行動を取る人は周囲にほとんどいなかったです。

それではセクハラ問題は全くなかったかと言えば、
よくあったのが、「視線」に関わるものです。

私の同僚女性社員からよく聞いたのが、

「気が付くとAさんは嫌らしい目でジロジロと私を見ている」

といった類の話です。

それではこれが事実かどうかですが、
我々から見ると冤罪ではないかと思われるケースも多いのですね。

もちろん、確かにこれはクロだな!というケースもありますが、
客観的な情勢からみてそんなわけないというケースもあります。

ただ、女性サイドに言わせると、
そういう視線で見ている人はすぐにわかるそうです。

ただわかると言われても、男性側はそんなつもりは一切なくて...
とこの辺は堂々巡りにならざるを得ないのでは?と思います。

しかしながら、「相手が不快に思えばハラスメント」という概念に従うと、
たまたま視線の先に女性がいただけでセクハラ呼ばわりされるリスクは存在するな!
と思って、ちょっと怖くなったのを思い出します。

ハラスメントの加害者にされるリスク


パワハラ・セクハラは根絶されることもないだけでも結構なストレスですが、
ある日突然、パワハラ・セクハラの加害者にされる可能性がある!
というのが、現在の日本の会社の職場ではないかと思います。

パワハラ・セクハラのルール作りが今後進めば、
安心して働ける職場環境が構築される可能性はありますが、
私はこの辺には悲観的な見方をしております。

どんな立派なルールでも抜け穴はあるし、
結局、同僚に恵まれなければ会社員はアウト!
そして、どんな同僚が来るかはガチャですからね...

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2 件のコメント:

  1. 外から見えにくいハラスメントは、被害者を孤立させて苦しめますし、謂われないハラスメントでつるし上げられる加害者にされる側は、気の毒スギですよね。視線でセクハラ云々は、大元に
    コミュニケーション不全があって、要するに人間関係が整っていないのだろうと思います。坊主憎けりゃです。

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  2. 人間関係が整っていないからというのはその通りかと思います。ただ、同じフロアにいるだけで仕事上何の関係もない人が、いきなりセクハラの疑いをかけられるなど、避けられないケースもあるので、やはり会社は怖いところになっているというのが私の印象です。

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