2024年10月29日火曜日

配属ガチャのない世界ならFIREしなかったかもしれない

配属ガチャを排する!


世の中全然良くなっている気がしないのが現状ですが、
新卒採用の条件面については、私の時期よりかなり良くなっていると思います。

例えば、三井住友銀行の試みがそれです。

" 三井住友銀行は、2025年4月入行の新入社員を対象に、最短2年目で海外配属を確約する採用コースを新設した。入社後の部署がどこになるか分からない「配属ガチャ」を排することで、英語力がある優秀な学生を確保する狙いがある。入社時に海外配属を確約する採用は国内銀行では初めてだという。” (引用元) 三井住友銀行が米英勤務を採用時に確約…数人規模、「配属ガチャ」排し優秀な学生確保狙う"
一部のエリートだけが恩恵を受けると思われるかもしれませんが、
それ以外の志願者にもメリットはあると思います。

例えば、海外勤務を希望する人が「海外配属を確約する採用コース」では受からなければ、
海外配属の希望がより叶いそうな企業へ希望を変えるとか、
そういった行動がとりやすくなるからです。

要は、「君には海外でバリバリ働いてもらいたい!」といって採用しておいて、
実際は地方の営業店でこき使う!みたいなことが少なくなるということです。

帰国子女の先輩の悲惨な配属


実際問題として、私たちの時代の採用では、
かなりの詐欺的採用がまかり通っていました。

例えば、今はメガバンクの一部となった銀行に就職した先輩は、
帰国子女で英語はペラペラで、海外畑での採用という話で就職したものの、
ずっと地方の営業店で働くことになってしまいました。

私が疑問に思うのは、じゃあなんで採用したんだよ?ということです。
地方でバリバリ働きたい人は他にはたくさんいるはずで、
そういう人を採った方が良いと思うんですが...

詐欺的採用がなければFIREしなかったかも?


私は件の先輩のような特別な実力はありませんでしたが、
採用時に自分の希望を述べて、
その希望はウチに来ればかなりの確率で叶うみたいに言われて入社しましたが、
実際にかなうこともなく、見切りをつけて転職しました。

私の時代にも、配属を確約するみたいな流れがあれば、
自分のやりたかった仕事をやることができて、
そうだったとしたらFIREとか頭の片隅にもなかったかもしれません。

若者ばっかり優遇してケシカラン!という人もいますが、
この辺りの採用スタイルの変化というのは、
素直に評価しても良いと私なんかは思います。

3 件のコメント:

  1. 日本の採用の仕方は、なんでも平均よりいいレベルでできる人だからね。何かをできる人じゃないから。採用後必要になった仕事をやらせるだから、そうならざるを得ない。何かをできるだとその仕事が必要なくなってしまうと首切りができない以上どうしようもなくなってしまう。

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    1. とりあえず何でも平均以上はできそうな人材をキープしておくという企業戦略が、希望が叶わない人材がバンバン辞めるようになり、面接で口当たりの良いことを言っていればよいという従来のやり方が通用しなくなっているのが今の姿ではないかと思います。

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    2. そこを補うのが派遣だったんだろうけど、バカが一般業務まで派遣をみとめてしまいとんでもないことになってしまったからなあ

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