2024年9月21日土曜日

仕事にやりがいでFIRE希望者はゼロに? ② やりがいある職場のがパワハラは多いかも?

やりがいがあればパワハラはなくなる?


すべての人がやりがいのある仕事に就くことができる!
というありえない前提を一旦肯定したところで、
FIRE希望者がなくなることはないでしょう。

理由としてパッと思いつくのは「パワハラ」です。
やりがいのある仕事に就けば部下へ嫌がらせをしようなんて人はいなくなる!
などという戯言を信じる人は流石にいないんじゃないでしょうか?

花形部署だからこそのパワハラ気質


例えば、私が働いていた会社の花形部署の中には、
パワハラ気質の激しい部署がありました。

当時はパワハラなどという言葉はなかったので、
「体育会系」という便利な言葉を使っていましたが...

その部署は会社の看板部署でもあったため、
エリート風を吹かせている嫌なヤツがいっぱいいました。

また、そういう部署であるがゆえに部下・後輩に厳しくするのは当たり前、
怒声が聞こえるのは日常茶飯事でした。

この事からもわかるように、パワハラなんてのは、
希望者の多いやりがいのある仕事の部署のがむしろ多いのでは?
というのは、その後の転職先でも見られる傾向だったというのが個人的経験です。

評価の問題もある


また、やりがいのある職場だからと言って、
正当な評価が受けられるという保証は全くありません。

仮に仕事にやりがいを感じている場合でも、
その仕事に対する評価が極めて低い状況なら、
バカらしくて仕事なんてしてられないとなっても不思議ではありません。

この辺りを総合的に考えてみますと、
やりがいのある仕事に就ければFIRE願望がなくなるというのは、
ちょっと違う気がしますね。

2024年9月20日金曜日

仕事にやりがいでFIRE希望者はゼロに? ① 誰もがやりたい仕事に就くなんて不可能

仕事にやりがいがあればFIRE願望などなくなる?


誰もが仕事にやりがいを持てば、
FIREしようなんてヤツも現れないし、
非婚化や少子化も解決できる!という事を提唱している方がいらっしゃいました。

" だがこのややこしい部分に、隠されたキーがある。つまり仕事にやりがいがあれば、誰もさっさと金を貯めて仕事なんか辞めてやるみたいな考え方にはならないのである。さらにやりがいを持って働いている人は、人間的にも魅力的で輝いており、恋愛対象にもなりやすいと考えられないだろうか。少なくとも男女問わず、1日もはやく辞めてやるという気持ちでいやいや金のために働いている人を、生涯のパートナーとしては選ばないだろう。
 つまりすごく単純な話、みんながそれぞれにやりがいのある仕事に就いて輝いていれば、非婚化や少子化には進まないという仮定は成り立つのではないか。ならば社会が取り組むべきは、「人」と「やりがいのある仕事」のマッチングだろう。やりがいとはそれこそ人によりけり千差万別であり、ある人にはつまらない仕事でも別の人にはやりがいを感じることは十分にあり得る。 (引用元) 「FIRE」する人が増えたら社会はどうなる? 労働力はAIでまかなえるのか"
ここで書かれている事はその通りと唸る部分もあるのですが、
私は読んでいて違和感を感じる部分もありました。

「つまらない仕事」は誰がやっても「つまらない」?


記事内では、

”ある人にはつまらない仕事でも別の人にはやりがいを感じることは十分にあり得る。”

とあり、この事自体は事実なんだろうな...とは思います。

ただし、多くの人がつまらない仕事と思う仕事については、
誰がやってもやはりつまらない仕事である確率のが高いのでは?
と私は確信しています。

しかし会社というのはこの辺を断固として認めず、
多くの人がつまらないと考える仕事に配属された人に対して、
説教じみたことを言ってきます。

例えば、

・若い内は何でも経験!仕事の選り好みをするべきではない。
・本来希望していない仕事も自分に向いている可能性はある。
 オレなんかもそうだった!

みたいなことです。

ミスマッチは構造的問題


私が最初の会社に入ったとき、
私も最初は花形部署を希望していました。

その時の説明では、

「君みたいに花形部署を希望する人ばかりではない。
 営業や管理を希望する人も多いので、
 配属は希望がかなう確率はかなり高い。」

みたいな話でしたが、まるっきりウソでしたね。

花形部署への配属をちらつかせながら採用するものの、
最初からそのような部署に配属させる気はない...
こういった採用がまかり通っていたと思います。

まあ、誰もがやりたい仕事というのは、
椅子の数が限られていますので、
その椅子に座れないくらいなら、
FIREで独身生活を謳歌した方が全然良い!
ということに私ならなります。

誰もがやりたい仕事をできるのは理想ですが、
社会がそういう構造にはなっていないと思いますね。

2024年9月19日木曜日

ミドル層はスタートアップへの転職よりFIREを目指すべき

ミドル・シニア層がスタートアップに転職


40歳以上のミドル・シニア層でスタートアップに転職する人が増えている!
という記事がありました。

大企業と比較して遜色ない報酬を支払う企業も多く、
また、柔軟な働き方が可能な企業も多いとのこと。

何より、やりがい面でも大企業以上だとか...

" 「大手企業では50歳を過ぎると、役職定年や配置転換により、やりがいを持って働くことが難しいと感じる方が多くいらっしゃいます。それに対してスタートアップは、自身の実力・強みが発揮できる環境であれば、やりがいを持って長く働くことができる環境だと言えます。スタートアップでは60歳を超えても力強く働いている方がたくさんいます」 (引用元) 40代以上に増えている“意外な転職先”とは。リクルート調査"
この記事だけ見ると「良いこと尽くめ」のようですが、
本当でしょうかね?

スタートアップへ転職しなくて良かった最大の理由


今ではすっかりと無職が板についた私ですが、
スタートアップへ転職の話をもらったことがあります。

そして、そのような会社へ行かなくて良かったと心の底から思える理由、
その理由は極めてシンプルであって、
その会社はわりとすぐに倒産したからです。

私は管理部門への転職ということだったので、
会社整理の面倒事に巻き込まれていたリスクも高く、
高収入とかやりがいとかに騙されなくて本当に良かったです。

スタートアップよりFIRE


本当に将来有望な企業で、
今までの経験が活きるような職場であるならば、
スタートアップへの転職も良いと思いますが、
そんな企業へ転職できる確率はどのくらいでしょうかね?

そもそも、企業の将来性を正確にジャッジすることができるのか?
また、そういったスタートアップに集う若者とうまくやっていけるか?
この辺りを考えると、あくまで個人的意見とはなりますが、
あまりうまくいく将来像が思い浮かばない感じですね。

そもそも、ミドル・シニア層と呼ばれる年齢になって、
仕事でリスクを取るというのはいかがなものか?

それだったら、仕事のことなどすっぱりと忘れて、
FIRE生活を目指す方が、
生き方としては確実性があって良いと思います。

FIRE生活の場合、ある程度のパターンは出尽くした感がありますので、
このくらいの資産があって、このくらいの年齢でリタイアすれば、
こういった生活ができるというのが読みやすくなっています。

ハイリスク・ハイリターンのスタートアップ転職を目指すなら、
ローリスク・ミドルリターンのFIRE生活を目指した方が、
少なくともミドル層以上の方にとってはよいんじゃないでしょうかね?

どうもこういった良い事しか書かない記事は、
読んでいて納得できる部分が少ないですね~。

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2024年9月18日水曜日

若者の早期リタイア願望の本気度は?お金が充分という人が多いのは本当?

若者の早期リタイア希望はどの程度本気なのか?


昨日取り上げました若者に早期リタイア希望者が増えているという記事ですが、


個人的に気になった点が出てきましたので言及したいと思います。

それは、「早期リタイアに対する本気度」です。

FIREという生き方がある程度ポピュラーになってきた現在、
つまらん仕事をしている多くの若者が、
FIRE生活へ憧れを持つのは当然の事かと思います。

ただし、実際にFIREを目指して努力をし、
超緊縮生活をしながら稼ぎのほとんどを投資にまわしているのか?
それともただ単に、「FIREできたらいいな~」という妄想を抱いている程度なのか?
この辺の温度差をきちんと調査して欲しいと思いました。

すでにFIRE済みの方のコメントとしても、
実際にFIREできる人はFIRE希望者の中でも少数では?
という類のものが目立ちます。

FIRE資金の目途がついている?


私も基本的にその意見には賛成なのですが、
資金的には問題ないぜ!みたいな若者が増えているとのこと。

" 希望理由には変化も見られる。その一つが、「リタイア後の生活のための蓄えが十分ある」だ。20年調査時と比べると、20代は約5ポイント増の13・8%、30代は約6ポイント増の14・6%だった。金本さんは、米国発のFIRE(経済的自立と早期リタイア)のように資産運用などで資産を築いて計画的に早期リタイアすることが注目されていることや、共働き世帯の増加で必ずしも男性が家計を支え続けなくてもよいという人が増えていることなどを、考えられる背景に挙げている。 (引用元) 早期リタイア希望の20~30代男性、7年間で「倍増」 その背景は?"
「リタイア後の生活のための蓄えが十分ある」という若者が増えているらしいですね。
確かに、昨今の株高トレンドを考えれば、
それなりに資産をお持ちの若者が増えているのは納得です。

ただ、既に蓄えが充分ある!と言い切れるほどの資産はいくらなのか?
単に、この調子でお金が増えれば50歳で退職できると言いたいのか?
ちょっとこれだけだと現状が見えてきませんね。

まさか、400万円FIREの人みたいに、
既に500万円持っているから十分みたいな人が多いということはないと思いますが、
逆に皆さんが1億円超の資産を持っているとも思えません。

結果的に、今の若者がどれだけFIRE願望があるのか?
また、実現可能性がどの程度あるのか?
考えれば考えるほど実態はよくわからないという印象を持ってしまいました。

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2024年9月17日火曜日

【FIRE希望者倍増への対策】経営者よ!FIRE生活より魅力的な職場を作れ!

早期リタイア希望の20~30代男性、7年間で「倍増」


「20~30代男性で特異的に早期リタイアしたいと考える人が増えている」
という内容の記事がありました。

その記事の結びは以下のようになっています。

" 金本さんは、若手男性が早期リタイアを希望する心理について「仕事に対する意欲が低下したわけではない」とした上で、「プライベート重視」の意向が広がっていることや、日本型雇用の減少といった労働環境の急速な変化で「将来像を描きにくい」などの可能性も指摘した。 (引用元) 早期リタイア希望の20~30代男性、7年間で「倍増」 その背景は?"
若者の仕事に対する意欲は低下したわけではないが、
FIRE生活を希望する人は増えている...これをどう解釈したらよいかです。

結局「仕事がつまらない」ということでは?


本来多くの人が仕事に対して元々は、
それなりの夢や希望を抱いていたと思います。

それが、自分の希望部署に配属されなくなかったとか、
パワハラ上司に当たってメンタルをやられるとか、
尋常じゃない時間外労働を押し付けられたりとかで、
仕事がどんどん嫌いになっていったのではないかと思います。

また、現代のサラリーマン組織の多くは、
一部の出世した人のみが頭を使う労働、
あとは駒のように動かされるだけ...みたいになっています。
出世しない人のが世の中圧倒的に多いので、
つまらない仕事をしている人のが世の中多いということになります。

この辺の根本的な構造を変えないと、
FIRE希望者は今後も増え続けると思います。

自己啓発書の限界


自己啓発書的な考え方では、
だからそこから一歩抜け出るためにこうすれば出世できる!
みたいな話が並んでいます。

別にその内容のすべてを否定するつもりはないですが、
ここで述べられているのは基本的には他人に勝つということです。

皆がすべて幸せになるにはどうするかと言った話ではありません。

経営者よ!FIRE生活より魅力的な職場を作れ!


なので、結局のところ、世の経営者の皆さんが、
本当に魅力的な職場を作って頂いて、
すべての従業員の皆さんが、
FIRE生活なんてばからしい、
この会社で働いていた方が数倍楽しい!
みたいな世の中にして頂くしかないのかな~と思います。

まあ、簡単な話ではないとは思いますが、
そういった視点で組織を考えて頂いてもよいのでは?と思います。

これから若年労働者はますます減っていくわけですから、
「FIRE業界」に人を取られないように、
職場を魅力的なものにするのは経営者の当然の責務じゃないでしょうか?

2024年9月16日月曜日

支出の最適化について ② 支出の最適化でDIE WITH ZERO は無意味に?

支出の最適化とDIE WITH ZERO


究極的な意味で支出の最適化が実現しているのであれば、
これ以上お金を使うこと自体が無意味であるので、
DIE WITH ZEROという概念は無意味になるのではないかと思います。

と言いますのも、「ゼロで死ぬ」というのは、
お金を使ってやりたい事が多数あるけど、
将来の為に使わずとっておこう!と思いつつ、
そのお金を使わないで死ぬというのを避けようということかと思います。

支出の最適化が究極的に実現している方であれば、
別にお金を使ってこれ以上やりたいことがあるわけではないので、
お金がいくら余ろうが関係ないということになるかと思います。

「支出の最適化」の実現によって、
ある意味、DIE WITH ZEROは解決したとも言えそうです。

過剰資産に意味はないか?


それでは支出の最適化に必要な資産に比べて、
過剰なまでの資産は全くの無駄かと言えば、
そんなこともないと思います。

一つ目は安心感です。過剰なまでに多くの資産であるならば、
株価暴落・インフレといったものにも打ち勝つでしょうから、
心穏やかにFIRE生活を過ごすことができます。

二つ目は変化への対応が可能ということです。
お金のかかる趣味に目覚めるとか、大病をするとか、
長いFIRE生活で支出行動がずっと一緒というのは逆に考えにくいです。
今後の支出活動の変化により、
過剰な資産が適正資産に変わる可能性はあるかと思います。

まあただ、一般的には資産が過剰であった場合、
もっと早くFIREすれば良かった感じるのが、
ポピュラーな感情かもしれませんが...

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2024年9月15日日曜日

支出の最適化について ① 支出の最適化でこれ以上お金を使う必要がないって本当?

「支出の最適化」とはどういう意味か?


FIREやセミリタイア界隈では、「支出の最適化」という言葉が良く使われます。
意味は読んで字のごとくかと思いきや、
その言葉は結構異なる意味合いで使われているように思えます。

私がこの言葉でパッと思い浮かべた意味合いですが、
例えば、年間のFIRE生活費予算が200万円だとした場合、
その200万円を一番効率良く使う方法は何か?といったところです。

ただ、以前もちょっと述べたことがありますが、
人によっては単なるドケチライフを意味しており、
普通の人には必要不可欠な家電も持たず、食費も極限まで削って、
支出の最適化を達成みたいに言う人もいます。

理想の生活を実現?


さて、ここで取り上げたい「支出の最適化」ですが、
文字通り、究極的な意味での支出の最適化とも言うべきもので、
自分の理想の暮らしをするのに実現するのに必要な金額です。

しかも、その金額が理想なので、
これ以上のお金はあっても無駄という考え方です。

例えば、年間200万円が支出の最適化の金額であるとすると、
年間250万円使うというのは単なる無駄使い!
いや、むしろ効用を悪化させるのでは?という考えです。

これは例えば、お金があっても広い家には住みたくない、
ましてや、六本木や赤坂なんて論外!この街が好き!
高級レストランとかに一切興味なし、吉野家の牛丼が一番うまい、
旅行なんて行くのは面倒、海外旅行など論外、等々、
この辺を考えれば一定程度の説得力はあるように思えます。

本当に「支出の最適化」が実現している?


実際に、「今の生活が自分の理想!これ以上お金はいりません!」
と言った類の発信をされている人がいます。

ただこういった方が、仮に億単位の資産をお持ちで支出水準が低いままだと、
お金は減るどころか増えてしまいます。

でこのままいくと、お亡くなりになる時が資産残高のピーク!
となる可能性が極めて高くなります。

それでも支出を増やすのは無駄なのか?
本来は贅沢好きで欲しいものの多い私にとっては、
ちょっと信じられない部分もありますね。

この辺りについて、私が考えていることについて、
次項以降で述べてみたいと思います。

2024年9月14日土曜日

人員削減しない会社は良い会社? ~ 私にとってはそうでもない話 ~

人員削減する会社は「悪」なのか?


昨日はリコーのリストラについて取り上げました。

今やリストラのニュースなど珍しくもなく、
リストラ策を発表したからその会社は「悪」!
みたいな受け止められ方はあまりされないと思います。

一方で、古くからの価値観を大事にする人達の中には、
「従業員は家族!
 従業員のクビを切らないで何とかするのが経営者の仕事!」
みたいな価値観の人もいらっしゃいます。

私が働いていた会社は比較的後者の色彩が強かったのですが、
そのこともセミリタイア願望に拍車がかかることになりました。

配置転換という悪夢


私が働いていた会社で大幅に業績が悪化した時、
当然ながら構造改革案みたいなものが発表されました。

主なものとして、役職者賞与の大幅カット、新規採用抑制等々、
私に影響がありそうだったところでは、
管理部門の従業員を営業部門へ配置転換というヤツです。

ここで疑問なのは、今まで経理だとか総務をやっていた人が、
いきなり営業に回されて戦力になるのか?ということです。

人によってはクビになるよるマシなのかもしれませんが、
ただ私は、営業が嫌で転職した身なので、
そのような異動はとうてい受け入れることはできません。

まあ、私が配置転換されることはなかったのですが、
されていたらその場で辞めていました。

割増退職金が欲しかった


このような施策の代わりに、
「割増退職金付早期退職募集」なんてのが発表されていれば、
私はとっとと会社を辞めてセミリタイア生活に入っていましたが、
残念ながらそういうことにはなりませんでしたね。

いずれにしましても、業績悪化が再燃した際、
割増退職金が貰えるとかではなくて、
職種とか関係なく働けれる場所に配属して頂けれるというのは、
私にとってはむしろ迷惑な話で、
セミリタイア願望が更に強くなるきっかけとはなりましたね。

2024年9月13日金曜日

【表現的にどうなの?】リコーが2000人規模の「人員適正化」

リコーがリストラ策を発表


リコーが大規模なリストラ策を発表しました。

" リコーは12日、国内で1000人程度の希望退職を募集すると発表した。海外のグループ企業での構造改革も含めると、2000人規模の人員適正化を見込む。 (引用元) リコー、2000人規模の人員適正化へ 国内では希望退職約1000人募集"
リストラのニュースなど珍しくもありませんが、
「人員適正化」と言う表現はちょっとひっかりました。

「人員適正化」と言っても結局首切り


そこで、リコーのIRのページをチェックしてみたら、


というものがあって、その支援制度の中に

”本制度の実施により、当社および国内グループ会社における人員約 1,000 人規模の適正化を進めます。海外のグループ会社における構造改革も含めると、国内・海外合わせて、グループ全体で2,000 人規模の人員適正化を見込んでいます。なお、これらの施策は各国・地域の労働法、規則、及び規制に従って実施しております。”

という表現が含まれていました。 

まあ、人員適正化とオブラートに包んだ表現になっていますが、
内容的には「人員削減」であり、要は首切りなわけです。

これは個人的な勝手な印象になりますが、
「人員削減」を「人員適正化」などという表現で言いますと、
何かごまかしている感じで嫌な印象を受けますね。

言い訳レポートを書いていた時代を思い出す


リコーのIR資料を見ていますと、
いかにネガティブなイメージを与えないでリストラ策を説明するか?
この辺りをすごく吟味された文章で書かれていて、
IRの担当者は相当大変だっただろうな~とつい思ってしまいます。

規模や内容は違いますが、
私もサラリーマン時代は事業レポートなど書いており、
こういった文章を何度も書き直させられた嫌な思い出もついでに蘇ってきましたね。

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2024年9月12日木曜日

金融資産1億円だけでは贅沢できないでしょ?

金融資産1億円で贅沢できるか?


内容的には面白い部分はあるけれど、
質問としてはいかがなものかな?と思った記事がこちらです。


57歳で金融資産を1億6300万円を保有する方の答えとしては、
心の余裕はできたけど、生活は普通との回答で、
これはある程度予想できるものかと思います。

贅沢するタイプの人なら...


まず、そもそも贅沢するタイプの人であるならば、
1億円を超える資産を築く前に、
何らかの形で散財してしまっている可能性が高そうです。

サラリーマンとしてそこまでの資産を築けること自体、
贅沢への欲求がそれ程高くないのだろうと思われます。

また、1億円を達成した時の心境でも、
特に通過点としか感じなかったとおっしゃっています。

これもまあそんなものではないでしょうか?

「1億円貯まったから贅沢するぞ!」

なんて人はいないでしょうからね...

ただ、この辺の区切りの感じ方は人それぞれで、
FIRE系のブログやYouTubeなどでは、
「〇千万円貯めてからの変化」
みたいな、心的、あるいは、運用面での変化を書いている方もいらっしゃいますね。

贅沢できるのは高収入が前提では?


まあ、将来的にFIREに近い生活を目標にして資産形成をする場合、
1億円貯めたところで4%ルールなら年間400万円...
贅沢とは程遠いレベルじゃないでしょうかね?

なので、贅沢できるとしたら、金融資産に加えて、
やはり高収入が前提となるでしょうね。

私の会社の先輩でも、一人だけ別次元でお金を使っていた人がいましたが、
その人は実家がお金持ちということで、
住居費や老後資金の心配がないので、
給料を全部使えるという人でした。

まあ、金融資産が1億円以上というのを前提とすると、
年収が2千万円以上とかで、
その2千万円は丸々使うとかじゃないと「贅沢」まではできない気がしますね。

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2024年9月11日水曜日

熱中症だと思ったら腸炎だった ~ 素人考えは禁物と痛感 ~

炎天下の街歩きには要注意だが...


8日の日曜日ですが、所要の隙間時間が少々あったので、
2時間程街歩きをしました。

東京は30度を超える残暑厳しい日ではあったものの、
まあそんな長時間でもないし健康面に影響はないと思いましたが、
帰宅後は気持ち悪くなり、夜には強烈にお腹を壊すこととなりました。

これは熱中症になってしまった!と思い、
翌日は水分をとって安静にしていたけれど良くならず、
火曜日には熱も出てきたので医者に行くことにしました。

熱中症でなくて腸炎


医者には具合の悪くなった経緯を説明、
恐らくは熱中症ではないか?と申し上げたのですが...
お腹の具合を見てもらうなどした結果は、
何と腸炎だそうで...

そもそも本当に熱中症だったとしたら、
軽度のものなら水分とって寝ていれば治るし、
重度のものなら、そもそも自分で病院に来るなど無理とのこと。

それで、生の鶏肉とか食べませんでしたか?と言われましたが、
そういったものは食べてませんね~

その日は生ものとか一切食べてないので、
何で腸炎になったかは結局わからず...

ただ、抗生物質とロキソニンを処方してもらって、
薬を飲んだら夜には随分と具合がよくなりました。

素人考えは禁物


今回は、勝手に自分で熱中症と判断してしまい、
結果的に病気が治るのが遅れてしまったという感じです。

月曜日丸一うなっていたのが丸損で、
とっとと医者に行っておけば...というのが、
今回の反省材料と言えます。

ただ、ネットにはそれっぽい情報がたくさん転がっていて、
まずはネットで情報を調べると、
それで原因や対策がわかってしまう気になる怖さも感じました。

具合が悪くなったら自分であれこれ調べずに病院へ!
の方が結果的に良いのかもしれませんね。

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2024年9月8日日曜日

大出世した同期を見ての感想 ~ セミリタイアしたから心穏やかに見れるのかも? ~

投資家向け説明会に同期が登場


投資関係のDMは結構な頻度で貰っており、
その中には投資家向け会社説明会もあります。

興味ある会社の場合、ウイスキーでも飲みながら、
この手の説明会をライブ配信で見ることがあるのですが、
そこでどこかで見たことがある顔を見ました。

調べてみるとやはり最初の会社の同期で、
どうやらその会社で相当な出世をしたらしく、
退職後も優良企業で相当なポジションについているようですね。

羨ましい限りです。

生涯賃金も雲泥の差


私が最初の会社を辞めてから25年以上が経過しており、
極めて親しい人以外は消息不明なのですが、
こういった形で消息を知るとは驚きがあります。

どういった道のりを歩んできたかは知りませんが、
生涯獲得賃金を見ても私の数倍はありそうで、
大したもんだという感じです。

まあ、彼とはそれほど親しい間柄でもなかったので、
仕事振については良く知らないのですが、
そういった才があったのでしょう。

心穏やかに見れるのはセミリタイアしたから


こういった同期の活躍を客観的、かつ、心穏やかに見れるのも、
私が既に退職してセミリタイアしているからでしょう。

仮に私がサラリーマン生活を継続していて、
役職定年とかで給与が大幅カットされている状況だったら、
何とも言えないモヤモヤ感みたいなものを感じているかもしれませんからね...
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2024年9月7日土曜日

弁当代高騰を見て、会社を辞めて良かったと思った!

ワンコイン弁当はどこに?


サラリーマン時代、私は都心部のオフィス街で働いていました。
セミリタイア資金を貯める為、昼食は安い弁当中心の時期がありました。

そんなかつて通っていた弁当販売店を久しぶりに見たのですが、
500円弁当が消滅しており、最安値が620円となっていました。

まあ、値上げの波で致し方ないとは思いますが、
かなり割高感を感じてしまいました。

味気ない昼食だった...


思えば、500円の美味しくもない弁当を自席で食べて、
会社の激マズの給茶機から持ってきた無料のお茶を飲むという味気ない昼食、
今思えば、つかの間の休息すら悲惨に思えてきますね。

しかも、自席にいると仕事の電話がかかってきたりして、
満足に休憩すらとれないこともあったわけです。

ランチタイムが充実のセミリタイア生活


セミリタイア生活では、ランチタイムは極めて充実しています。

それなりのお金を出して食べる価値のあるお店に、
ピーク時間帯を避けて外食をしに行くとか、
パン屋でちょっと高いパンを買って家で食べるとかが中心です。

家で食べれば、コーヒーやサラダは格安で準備ができますので、
サラリーマン時代比、相当なクオリティアップとなっています。

まあ、何より、1時間しか昼休みがないということもなく、
のんびりと出来るのは何よりといったところですね。

あのままサラリーマンを続けていて、
給料は下がるは、弁当代が上がるだと踏んだり蹴ったりでした。

それ以上に、新しい上司が昼食は外食派だったら、
毎日1,000円以上を昼食に使う可能性もあったかと思うと、
久しぶりにサラリーマンを辞めたメリットをしみじみと感じましたね。

2024年9月6日金曜日

たぶん円満退職だった私が円満ではなかった2つの要素

確かに円満退職かも?


昨日頂いたコメントで「円満退職」という言葉がありました。

私自身、円満退職で辞めたという自覚は希薄でしたが、
メール1本で辞めた人とか、
引継ぎマニュアルを作るどころか、
既存のマニュアルを廃棄して退職した人とか、
そんな人達に比べれば確かにきちんと引継ぎもしたし、
退職後のフォローアップもいくつかしたので、
円満退職と言っても良いかもしれません。

円満退職でない要素


ただし、円満退職でない部分としては、
大きく2つのファクターがあったと思います。

一つは退職時期に関わることです。
私の基本計画は3月末に退職を申し出て6月末に退職するというもので、
これだと、新年度の有給休暇も使えるので実際の出社は5月頭まで、
さらに6月の賞与も貰えるのでメリットは大きいです。

会社の事を本当に考えて円満退社をするならば、
遅くとも前年の11月くらいに退職を申し出るべきで、
そうすると、春の人事異動にあわせて後任を選んだり、
組織をいじったりすることができます。

すべての組織改編・人事異動が終わってから辞めるというのは、
会社としては困る部分は大きかったでしょう。

とは言え、会社は私のキャリアの事など1mmも考えていないのに、
私が会社の都合をそこまで考える義理はないと思ったので、
退職タイミングについては自分の利益しか考えないで行動しました。

もう一つは退職の慰留についてです。
一応、遺留してもらって、将来的に行く部署もオファーを受けましたが、
その場で断りました。

会社側からは1週間くらい考えてもらって...
という形のオファーでしたが、
私は聞いてから0.1秒で断ったわけです。

後でわかるのですが、この私の対応について、
相当ムカついていた人がいたみたいです。

結果的に運が良かったのかも?


結果的に私は1か月退職時期を遅らせるだけで、
特に大きなトラブルもなく退職できたのは良かったです。

ただ、会社のプロジェクト絡みで数か月退職を遅らせた人など、
相当もめたケースもあったので、
私などは運が良かった部分もあるかもしれません。

2024年9月5日木曜日

会社を辞めても仕事の連絡がくる恐怖

会社とスパッと縁が切れるか?


昨日は会社を辞めて、社会との繋がりがなくなり、
孤独感を感じる方について述べました。

この事について、個人的に置かれた状況が違うかも?
と思ったポイントがありますので、
本日はそれについて述べたいと思います。

それは、退職とともに、会社との縁がスパッと切れるのか?
ということです。

ここでの縁は仕事絡みであって、
一部の親しい人との交流が続くことは含まれません。

要するに、会社を辞めたら電話が一切来なくて孤独感を感じるというより、
会社を辞めてからしばらくの間は、
仕事関連の連絡がくる恐怖みたいなのがあって、
また、実際に連絡が来たりするのでは?ということです。

仕事関係の質問が来る可能性


私は会社を辞めてから、仕事の件で電話を貰いたくないので、
引継ぎとかマニュアル作りは結構真面目にやりました。

それでもカバーしきれないものは出てくる可能性があるので、
会社を辞めた直後とかには、仕事関係の電話は多少あるかな?
と思いました。

それで実際に半年くらいは不定期に質問の電話が来ていたと記憶しています。

幸いなことに、面倒くさい質問であるとか、
文句を言われる類のことはありませんでした。

重大なミスが発覚する恐怖


そして、まあないとは思っていましたが、
何か重大なミスが発覚すると嫌だな~
というのは会社を辞めてもずっとありました。

私は経理関連業務をやっておりましたので、
私の辞めた後の決算が終了するまでは、
油断はできないと考えていました。

そして、その決算が終わった旨の連絡を受けて、
仕事関連の連絡は一切来なくなったという感じです。

この辺は純粋に職種だったり、
同じ仕事をやっていた同僚がいるかとかによるのでしょうが、
会社を辞めてから仕事の連絡が一切なくなるというのは、
羨ましいというか、気持ち的には随分と楽だったのでは?
なんてことを考えてしまいますね。

2024年9月4日水曜日

セミリタイアで社会との繋がりがなくなり後悔?いや、むしろ社会との繋がりを絶ちたい!

社会との繋がりがなくなり孤独感を感じる?


とある方のブログを拝読させて頂いたら、
セミリタイア初期に社会との繋がりがなくなり、
孤独感を感じて辛かったみたいなことが書いてました。

この方は孤独感みたいなものは克服されたようですが、
このまま「FIRE卒業」のようなルートを辿る方も、
結構多いのかもしれません。

私はセミリタイア生活に入って、
社会との繋がりはすっかりなくなりましたが、
後悔をしたことは一度もないですね。

むしろ、社会との繋がりを絶ちたい


この辺りの理由を考えてみたのですが、
一番大きいもの、そして概念的に説明できるものというのは、
むしろ、セミリタイア生活で社会との繋がりを絶ちたいと思ったから...
ではないかと思います。

と言っても、今までの友人・知人との関係については、
これまで以上に密にしたいと思っています。

絶ちたい関係性というのは、
労働者として社会に組み込まれていた部分ですね。

私の場合、労働者としての役割部分は自分が望んでいたものでなかったこと、
人間関係ではネガティブな部分が大きかったこと、
権限と責任の重さが釣り合っていない、等々、
この辺はむしろリセットしたいという願望が強かったです。

「誰からも電話がこない」なんて最高!


従って、セミリタイア生活に入って自宅に1人でいて、
誰からも電話がならないなんて最高!としか私は思いませんが、
人によっては極度の孤独感に襲われる、
あれ、自分は誰にも必要とされてない?
なんて思うことがあるそうですね。
ただ、自分的には頭の片隅にも思い浮かばなかった感じです。

まあ、私なんかは愛社精神はゼロだったし、
組織への帰属意識も希薄だったのでそうなのかもしれませんが、
結局多くの人が、自分の労働者としての側面を重視しすぎなのでは?
というのが率直な感想ですね。

2024年9月3日火曜日

「仕事が好き」は給与が大幅カットでも言えるのか?という問題

給料大幅カットだから定年延長は断る


昨日のエントリーで、
「私の職場では定年延長を断った人も多い」
という話を書きましたが、その件で思い出したことがあります。

とある人は、
「高卒後働き始めて42年、そろそろゆっくりしたい」
みたいな理由で定年延長を断っています。

ただ、これは上司向けの言い訳らしく、
本当のところは、定年延長だと給料が大幅カットされる、
そんなんだったら働きたくないという事らしいです。
これは、親しい同僚にこのような話をしていたとのころで、
こちらが本音じゃないかと思われます。

本当に「仕事」が好きなら辞めない?


この行動自体は極めて納得のできるものです。

私も、役職定年や定年延長とかで、給料が大幅に下がる前には、
リタイアするというのをお勧めしております。

ただ、この方は給料が下がらなければ働いていた!
という点で私とスタンスが大きく異なります。

さて、ここで疑問に思う点ですが、
この方は「仕事が好き」と言って良いのかです。

本当に仕事がお好きなのであれば、
給料の多寡にかかわらず働くのではないか?
という素朴な疑問が湧いてきます。

収入という要素を含めると仕事好きは減少する


FIRE批判をマスコミで展開するような著名人ですが、
これらの方々の共通点として高収入というのがあります。

そりゃま~、自分の好きな仕事をやって、なおかつ高収入、
私も同じ立場ならFIREとか目指さないだろうと思うわけです。

昨日の統計でも
「スキルを生かして、定年後も働きたい」
という方々が多いですが、
この前提として、そこそこの給与水準をキープというのがある気がします。

なので例えば、

「年収1千万円だったけど、定年後は働かせて貰えるだけでOK。
  だから年収2百万円で良いよ!
  それより、若手に自分の経験を伝えるのをこれからの生きがいにするよ!」

みたいな篤志家のような方ってそんなに多いですかね?

こういった流れで考えていきますと、
本当に仕事が好きな人はもっと減少すると思います。

となると、そもそも「仕事が好き」という定義自体、
結構難しいものになるような気がしますね。

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