2024年2月10日土曜日

老後の資産取り崩しに定期売却サービスは有効か?

投資の出口戦略について考える


新NISAについての戦略を整理する為、


という本を読んでいたのですが、
こちらの本でも、"今後の投資は売却スキルが必要になる(p57)"として、
投資の出口戦略についても触れています。

基本的な戦略としては、
”タイミングを狙わず、利益金額や目標金額との比較を見て行う”(p59)
ことを推奨していますが、一部のネット証券が提供する
「定期売却サービス」も一つの手段として下記のように勧めています。

"これは、たとえば毎月資産残高の5%ずつ、あるいは10万円ずつといった具合に、指定した定率、または定額で売却してくれるものです。(中略) 特にこのサービスの活用が期待できるのは、老後での資産の取り崩しです”(p62)

本日はこの戦略について、今現在の私の考えをまとめてみたいと思います。

年金をあてにしない方にはお勧め


定期売却サービスが有効なのは、
年金をあまりあてにしない方ではないか?と思います。

年金だけでは暮らしていけないので手元資金の取り崩しで老後を賄う、
この場合は疑似年金のような形で定期売却サービスを使うのは有効でしょう。

もちろん、想定より長生きしそうなケース、
例えば、90歳で資産をゼロにする計画だが、
85歳でまだまだ元気という場合は、
適宜、取り崩し戦略の見直しは必要かとは思いますが...

年金の範囲内で暮らす場合は不要かも?


私の場合ですが、今のところ、年金の繰り下げ受給を考えており、
70歳、場合によっては75歳まで引っ張ろうと思っています。

それまでは、定額ではなく、自分のタイミングで資産を取り崩し、
年金開始時には取り崩しを考えるほどの資産は残っていない予定です。

そして、年金受給を開始したら、
その年金の範囲内で生活をしようと思っています。

このことを老後に定期売却サービスを利用する場合と、
キャッシュフローをザクっと比較すると以下の通りです。

定期利用:65歳から年金受給+資産から定期売却で年金を補完

私の場合:65歳から70歳(or 75歳) までは資産取り崩しで生活
     70歳 (or 75歳) からは年金受給

どちらが得になるかは結局のところ、
寿命に依拠するのでわからないかと思いますが、
長生きリスクを考えると年金繰り下げのが良いかと思っています。

まあ、将来的に変な政権ができて、
年金はチャラで老人には一律〇〇万円支給みたいなことにならない限り、
こちらのが老後は安心なのかな?というのが今の戦略ですね。
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4 件のコメント:

  1. 時点において必要となるお金は変わってくる可能性も高いですから、定期売却サービスなんてもんを使わず、適宜自分で考えろなさいませよーと思いますが、余り考えずに投資に入るとあれこれ面倒になるのでしょうか。

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    1. 老後になると適切な判断がしにくくなるので、定期売却で資産を取り崩すのが有効という考えの方もいます。この辺りは実際に老後になってみないと何が正解かわからないところです。

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  2. 老後(っていつだ-笑)において、判断が怪しくなるであろうことを想定しているのであれば、その前に自分の手元で管理できる生活に整えておくのがあるべき準備と思います。暮らしの中で何を維持していたいかは、都度考えておきたいところと思います。

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    1. 確かに判断が怪しくなってからでは遅いという部分はあります。打てる手は今のうちに打っておいた方が良いでしょうね。

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