2023年4月29日土曜日

FIREをどこまで真剣に目指すべきか? ~ 現在の生活の犠牲はどこまでが適当? ~

「FIRE達成は甘くない!」とは言うが...


FIREやセミリタイアに関するブログ、YouTubeを見ていると、
「誰でも簡単にFIREできます」というものから、
「FIREを達成するのは生半可な気持ちではできません」というものまで、
様々な内容のものがあります。

前者については、極端な貧乏生活だったり、
ちょっと怪しい投資ノウハウを語ったりしているものも多く、
注意が必要な部分はあるかと思います。

問題は後者に関するもので、
FIREに対する真剣な姿勢は理解できるものの、
本当にそこまでしてFIREとは早くに達成するべきものなのか?
ちょっと疑問に思う事はあります。

「FIREを1日でも早く」は正しいのか?


例えば、FIREを1日でも早く達成するために、
給料の大部分を投資・貯蓄に回すのはもちろん、
同僚・友人とのつきあいはすべて断り、
また、給料アップを狙うべく仕事は真剣に行う、
みたいなアドバイスを頂いたとしても、
多くの人にとってはハードルが高いです。

こういうことを言うと、
「FIREに対する真剣さが足りない!」
なんて言われるのかもしれませんが、
FIRE達成が1~2年遅れたとしても、
同僚はともかく友人とはたまには飲みに行きたいし、
趣味に使うお金もそうはケチりたくありません。

人生トータルで考えた場合、
FIRE準備期間とも言えるサラリーマン時代も、
できるだけ楽しみつつFIREを目指すという発想も必要かと思います。

FIREをどこまで真剣に目指すべきか?


私のケースを考えてみても、FIREを目指し始めた頃については、
仕事面で環境・待遇が好転すればFIREを目指すのをやめていたかもしれなく、
仮に本当にFIREをめざすのをやめた場合、
超絶的な節約生活をFIRE目指してしていたら、
あまり意味のない貧窮生活を何年もしたと思ったかもしれません。

FIREに対する願望の強さであったり、
現状置かれている状況は人それぞれでもあるので、
FIREを目指すのに真剣過ぎるのはちょっとどうなのかな~
という感想を持ちました。

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2 件のコメント:

  1. FIREのためだけに怪しい投資やら過度の節約やらを重ねる場合は、FIRE後の暮らしに必要な何か大切なものを失っていると思います。仮に芸術活動や望む形の農業など、FIRE前の自分が考える資本が必要でだとしても、会社だけに人生を捧げて社長になるためだけに生きている人と変わらない空虚が広がるように思います。生活のなんたるかを知らないでお金の自由だけを目指すのは、危険です。

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    1. 「お金の自由だけを目指す」というのは確かにリスクがありますね。FIRE後に過度の期待を抱きすぎて幻滅するリスクを考えますと、現実の生活にも目を向けるべきなのかと思います。

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