2023年4月18日火曜日

「FIRE卒業」はFIRE後に年金受給を開始した人を指すので良いのでは?

FIRE卒業に違和感を覚える人は多いのでは?


一時期ほどではないですが、FIRE関連を取り上げる記事は多く、
「FIRE卒業」というワードを目にすることも相変わらず多いです。

しかしながら、元々はFIRE生活に飽きて働き始めるのがFIRE卒業だったのが、
投資に失敗するとかでお金がなくなって働くのまでFIRE卒業になって、
FIRE卒業というワードに違和感を覚える人も増えているのでは?
という印象を持ちます。

そもそも卒業とは?


そもそも卒業とは何かと言えば、
weblio辞書によれば、

1 学校の全課程を学び終えること。
2 ある段階や時期を通り過ぎること。

という事だそうです。

1は我々がイメージする普通の卒業で、
2はそこから派生する意味合いという印象を受けます。

なので、FIRE生活を5~10年くらい過ごして、
FIRE生活でやりたいことはやりつくしたので、
次のステージへ行くのだ!というのであれば、
FIRE卒業といえなくもないですが、
世にいうFIRE卒業者は、
1年未満のFIRE生活が暇すぎて働くですから、
やはりFIRE卒業とはちょっと違うのかな?

ましてや、お金がなくなって働くというのに、
FIRE卒業という意味合いを持たすには無理があります。

FIRE後に年金受給を開始した人が「FIRE卒業」


それでは「FIRE卒業」とはどういう人を指すかですが、
私は「FIRE後に年金受給を開始した人」で良いのでは?と思います。

FIREとはFinancial Independence, Retire Earlyですが、
何歳でリタイアするとアーリーなのか?
何歳までがアーリーリタイアの期間なのか?
というところは今一つコンセンサスがないように思えます。

個人的な見解を述べさせて頂ければ、
寿命が尽きるまで働くリスクのある日本社会においては、
65歳の定年前に辞めるのはアーリーリタイアで良いと思います。

また、現行では65歳から年金を受給する人が大部分でしょうから、
65歳まではアーリーリタイア期間で良いと思います。

なので、「FIRE卒業」とは何を指すかと言えば、
例えば40歳で会社を辞めてFIRE生活に入って、
65歳まで無事に手持資金と運用益で暮らすことができて、
65歳から年金生活者にめでたくなった場合、
それが「FIRE卒業」でよいんじゃないかな?と思います。

要は、65歳になって年金を貰い始めたら、
もはや早期退職者ではなく、
普通の年金生活者ですよ!ということです。

まあ、この定義でも「FIRE卒業」に違和感は残る気もしますが、
投資が失敗でFIRE卒業よりは良いかな?という感じです。

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4 件のコメント:

  1. 金がなくてFIREを止めた場合は「FIRE退部」か、「FIRE中退」の方がしっくりきますね

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    1. おっしゃる通りですね。ネガティブなことをポジティブに言い換えるのはいかがなものかと思います。

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  2. FIREお試し@1年程度の期間を、FIRE組に入れるのはどうかと結論しています。惰性有給期間みたいなもんだろ、と思えてなりません。FIRE暮らしから年金受給でFIRE卒業というのは、年齢にも関わりますし、遺族や障害者を対象とした年金を受給した場合には少し変わった線引きがあっても良いのかと思われます。そもそも最近の年金受給者は、働いていますからね。

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    1. 1年程度ならまだお試し期間と言えるでしょうね。確かに、年金を貰いながら働く人もいますが、私がイメージするFIRE卒業は年金だけで暮らす人です。この辺も色々なパターンが出てきますね。

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