2023年4月21日金曜日

「青学 原晋監督がクレディ・スイス債で大損」で思ったこと

青学 原晋監督・債券投資で大損


クレディ・スイスが発行したAT1債が無価値になったことで、
著名人にまで損害が及んだことが波紋を呼んでいます。

"原監督は「老後に年1回の旅行を楽しみたい」と少しずつ貯めた貯金で日本の証券会社から債券を購入していたが、「ハイリスクのものという説明はなかった」と主張。「日本のサラリーマンの平均年収のウン倍が紙切れになった」「クレディ・スイスは倒産していないのにどうしてお金が戻ってこないのか」と嘆く。"  (引用元) 「サラリーマンの平均年収のウン倍が紙切れに…」青学 原晋監督がクレディ・スイス債で大損「なぜ潰れてないのに1円も戻らないの?」"
放送内では、サラリーマンの平均年収・約450万円の数倍というテロップでしたので、
数倍の幅を3~6倍と仮定すると、
1,350万円~2,700万円くらいの損害と推測されます。
結構な額ですね...

コメントで原監督擁護の声は少ないが...


コメント欄には原監督擁護の声はほとんど見られません。

AT1債がどういうものか調べてから投資すべき!
という声が大きいですが、AT1債は何かを調べたら投資しなかったのか?
調べても、スイスの大手銀行だから大丈夫と思わなかったのか?
この辺りは非常に疑問な点はあります。

また、原監督ほどの方であれば、
証券会社の専属担当者がいたでしょうから、
この担当者が実際にどういう説明をしたのかというのも気になるところです。

クレディ・スイスとはどういう会社か?


記事では「分からないものは買わないことだ。」
という締めくくり方をしていますが、
問題の一番の本質はABEMAヒルズの放送内で森永康平氏が言っていた

"世界的に知られている金融機関なので、
まあそう簡単に潰れるとは普通の人は思わないと...
ただわたしはずっと金融の世界にいるので、
だいたい金融の世界にいると、
こう何とかショックみたいな金融危機が起こるたびに、
まああの金融機関ヤバいんじゃないかっていうときに、
必ず最初の方に名前が出てきたのがこのクレディスイスなので、
まあそういう意味では今回の一件を受けて予想できてましたか?
って言ったら予想はしてないけれども、
意外感があるかというとそこまで意外感はないかな?
という感じですね”

ということです。

私も森永氏と全く同じで「意外感」は全くないですね。

クレディ・スイスは色々と良くない噂を昔から聞いていますので、
そもそもそんな会社の債券を買うと言うのがいかがなものか?
というのが出発点のような気がします。

私も某銀行の窓口で、某外国投資銀行の債券を勧められたことがありますが、
担当者は実質無リスクで定期預金より金利が高い...みたいなことを言っていて、
「こいつ大丈夫か?」と感じたことを思いだしましたね。


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6 件のコメント:

  1. クレディ・スイスの大口顧客がどのような界隈かを知っていると、この世界的感染症環境下にどうなるかは体感としてわかりそうなものですが、平和に日本で暮らしている分には、薦められるまま放置になってしまうのかもしれませんですね。おっしゃる銀行における「こいつ、大丈夫か?」は私も、「これ、オレオレ詐欺ちっくでは?」と思ったことがありました。それ以来、この銀行は私の中では大型室内駐車場です。

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    1. スイスの大手銀行というだけで信用する人は多そうですね。それよりも、金融に詳しいはずの金融マンが、外資系金融機関の信用状況に疎いのが気になるところです。

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  2. 金融のことがわからない、勉強する気も暇もないという人はインデックス長期投資でほったらかしが良いんでしょうね。私のところにも投資商品の売り込みは来ますが、皆ポジショントークに聞こえて斜に構えて聞いています。

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    1. おっしゃる通りで、良い商品は放っておいても売れるでしょうから、必至に売り込む必要はないはずですからね。

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  3. 今日の閣議後の記者会見で鈴木金融相がクレディスイスのAT1債は
    「国内の一般投資家に幅広く販売されてはいないものの、富裕層や法人を中心とした一部の投資家に対して1400億円程度販売されていた」と発表していますね

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    1. 私も見ていましたが、これだけ聞くと、販売会社としては、特別に素晴らしい商品を一部の人だけに売っていたという認識にも思えます。一体どういうセールストークで販売していたのか気になるところです。

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