2025年9月10日水曜日

”やりたい仕事ならずっと働きたいか?”という質問に気をつけろ!

やりたい仕事ならずっと働きたい?


FIREを思いっきり否定する方の仕事に関する下記の問いかけが、
個人的にかなりの違和感を覚えました。

"嫌な仕事なら早く辞めたいと思うかもしれませんが、やりたい仕事ならずっと働きたいと思えるのではないでしょうか。あなたにも、無職の生活は漠然と想像がつくと思います。しかし想像と現実は違います。何事も自分が体験しないとわからないことが多いでしょう。” (引用元) 55歳で無職になった通信会社・元執行役員の男性が断言…「FIRE」は、ただの“地獄”への片道切符
私もFIREについて考える前であったら、
筆者の意見にある程度同調していたかもしれませんが、
今となっては、この問いかけ事態がちょっとどうかと思います。

FIRE希望者はこの手の質問には気を付けた方が良いと思いますので、
本日はこのことについて述べてみます。

「やりたい仕事」なんてありません!


私は新卒で入った会社においては、
「やりたい仕事」について明確なビジョンがありましたが、
実際にそういった部署に配属されることはありませんでした。

そこで転職に活路を見出そうとしましたが、
そこでも希望するような部署に配属されることはなかったです。

そういう状況で20年以上も経過しますと、
「やりたい仕事」なんてものはなくなります。

筆者は、無職生活において、

”やるべきことがないと、本当に1日は長く、つらい時間です。”

と述べられております。

しかしながら、このことはむしろ、
多くの50代サラリーマンに当てはまるのでは?

すなわち、やりたい仕事なんかないのに、
会社にしばりつけられて監視されながら働くというのは、
本当に長い一日でつらい時間じゃないのか?
ということです。

「やりたい仕事」ができる確率


仮にやりたい仕事があったとて、
サラリーマンがその仕事に就ける確率がどの程度あるのか?

私の周囲を見回してみても、
例えば、営業一筋で営業の仕事が好きだった人が、
50歳を過ぎて事務部門で単純作業の仕事をするなど、
意に反した仕事をさせられるケースは山ほどあります。

そりゃ~やりたい仕事ならいつまでも働きたいさ!
でも、リストラやら役職定年やらでそれは無理!
という人は結構多いと思います。

もちろん、転職や独立でやりたい仕事を継続すれば良いのですが、
ごく普通のサラリーマンではハードルが高過ぎます。

50代にもなってやりたい事が仕事だけ?


これ以外にも、以下のような問題が考えられます。

・やりたい仕事ではあるが、上司がパワハラ気質で最悪
・やりたい仕事ではあるが、役職定年・嘱託で給料が激安
・やりたい仕事ではあるが、労働がハードで拘束時間が長すぎる

まあ、よほどの実力があって替えが利かない人材とかでもない限り、
やりたい仕事とて、50代で理想の条件で働ける確率は低いのでは?

それよりも、50代にもなってやりたい事が仕事だけなんてどうなのよ?
と私なんかは思ってしまいますけどね...

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4 件のコメント:

  1. 無職の想像はほぼ無理だと思う。自分は想像してたのとまったく違った。

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    1. 無職になって想像通りの生活だったという人は少ないでしょうね。ただ私は、想像と違った部分は良い方向へ行っていることが多いので幸いでした。

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  2. やりたい仕事が、実際にやると想像と違った部分があることが多々ある。やりたい仕事をやってみて、それでも楽しければFIREせずにやり続ければ良い。ただ、会社員だとやりたい仕事から違う仕事に回されることが多々あるのでやりたい仕事をずっとやれる可能性はそれほど高くない

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    1. 会社員はやりたくない仕事になるリスクは常に考えておくべきでしょうね。この辺りを考えていない人が多くてビックリする事が多々あります。

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