出世しない中年の仕事はツマラナイ
私がサラリーマンを辞めて早期退職し、
セミリタイア生活へ入った理由の一つが、
仕事が恐ろしい程つまらなかったというのものです。
現代でサラリーマン生活を過ごす上で中高年以降ともなれば、
一部の人が高給与も仕事の面白さも独占するってことです。
この辺りの事をうまくまとめられたらと思っていたのですが、
ちょうど手に取った本にうまくまとめられていたので紹介したいと思います。
隠れた理由は給与水準かも?
楽しい!2拠点生活という本ですが、
この本は8名の方の2拠点生活を紹介する内容ですが、
トップが森永卓郎氏のパートになっています。
この本の中で、サラリーマンの仕事はつまらなくなった、
だけど、農業は面白いという文脈で以下のような話が出てきます。
"資本主義の最大の欠陥は、格差の拡大だとされる。普通は、所得や資産の格差をとらえて資本主義の批判がなされるのだが、私は資本主義がもたらした最大の格差は、「仕事の面白さ」の格差だと思う。(中略)しかし、デジタル化やグローバル化の進展は、経営をトップダウン型に切り替えていった。一般社員は、トップが決めたことをマニュアルに従って黙ってこなせばよいということになってしまったのだ。(引用: 楽しい!2拠点生活 p23~24)"
私の実感としても、
昔は課長クラスでも結構な裁量があったのが、
今では部長クラスでも裁量がほとんどなかったりします。
この理由がこのようにまとめられると、
すっきりする部分が結構ありますね。
実際は仕事の丸投げも多いが...
もっとも、トップダウンどころか仕事は丸投げされてくる!
と言う人も多いと思いますが、
その場合でも、お前の好きなようにやれ!というのではなく、
逐一、細かい点まで説明するように求められることが多いのでは?
そして、当初の計画は大きく捻じ曲げられて、
捻じ曲がった結果失敗するとなぜか自分のせいにされる...
これだったら、最初から指示通りやった方が精神的に楽だったりします。
まあ、この辺りは会社による差も大きいとは思いますが、
中高年の仕事の大部分はツマラナイと言うのは、
結構一般的な話だとは思いますね。
にほんブログ村
0 件のコメント:
コメントを投稿